再度のお誘い

談話室で阿部さんが書かれているように、スペイン大使館での「いま、ウナムーノを問う」展、見ごたえのある催しです。来館者には漏れなく豪華なカタログと安倍三﨑さんの小冊子『サラマンカの光の中で』が無料で配布されるそうですので、ぜひ皆さんお時間を見つけていらしてみて下さい。(せめて私の代わりに?)。

•この度、日西外交樹立150周年、サラマンカ大学創立800周年を記念し、駐日スペイン大使館にて「いま、ウナムーノを問う」展を開催いたします。ミゲール・デ・ウナムーノはスペインを代表する思想家、著述家、詩人であり、サラマンカ大学の総長も務めていました。そこでスペインの記念年である本年に、主催:サラマンカ大学、戸嶋靖昌記念館、協力:駐日スペイン大使館、ウナムーノ記念館のもと、記録写真やウナムーノが描いたスケッチ、また日本における著作の受容や翻訳の変遷、サラマンカの街の紹介など、包括的にその人物像を辿ります。また、ウナムーノを愛した画家・戸嶋靖昌の作品もオマージュとして、ウナムーノの言葉と組み合わせて展示いたします。随時お知らせさせて頂きますので、お運び頂けましたら幸いに存じます。

• 「いま、ウナムーノを問う」展
場所:駐日スペイン大使館
〒106-0032 東京都港区六本木一丁目 3-29
会期:2018年9月12日(水)-10月9日(火)
月曜日-木曜日 10:00 a.m.-5:00 p.m.
金曜日 10:00 a.m.-4:00 p.m.
土曜日 10:00 a.m.-2:00 p.m.
日曜日および9月17日(月)閉館、入場無料
• 問い合せ先:戸嶋靖昌記念館 03-****-****(直)

※金曜日も午後5時まで開館してるそうです。

※ 本日の「カトリック新聞」に載った記事です。すみません、回転できませんので、何とか顔を横向きにするなどしてお読みください。クリックしたら字が大きくなります。。

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佐々木 孝 について

佐々木 孝(ささき たかし、1939年8月31日 – 2018年12月20日)は、日本のスペイン思想研究者。北海道帯広市生まれ。2歳から引き揚げまでの5年間を旧満州で暮らす。1961年上智大学外国語学部イスパニア語学科在学中にイエズス会に入会。5年半の修道生活の後、1967年同会を退会、還俗する。同年上智大学文学部哲学科卒業。1971年清泉女子大学講師、助教授を経て、1982年教授となる。1984年常葉学園大学(現・常葉大学)でスペイン語学科の草創に参加。1989年東京純心女子短期大学・東京純心女子大学(現・東京純心大学)教授。その間、講師として専門のスペイン思想、スペイン語を東京外国語大学、駒澤大学、法政大学、早稲田大学などの大学でも教える。2002年、定年を前に退職、病身の妻を伴い福島県原町市(現・南相馬市)に転居。以後16年にわたり、富士貞房(ふじ・ていぼう、fuji-teivo、――スペイン語のfugitivo「逃亡者」にちなむ)の筆名で、専門のスペイン思想研究を通じて確立した人文主義者としての視点から思索をつづったブログ「モノディアロゴス(Monodialogos: ウナムーノの造語で「独対話」の意)」を死の4日前まで書き続けた。担当科目はスペイン思想、人間学、比較文化論、スペイン語など。作家の島尾敏雄は従叔父にあたる。 2018年12月20日、宮城県立がんセンターで死去(享年79)。
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