静岡時代

新設の外国語学部スペイン語学科の草創に父が参加した、静岡・常葉大学時代(1983~1988年)のかつての教え子の方から、卒業アルバムに載った父の写真をカメラに撮って送ってくださいました。新天地・静岡でスペイン語教師としてゼロからスタートした5年間は、創意と情熱に満ちた、父が言った通りまさに「黄金の五年間 」だったのでしょう。常葉大学に赴任してから父は何か思うところあってのものだったのでしょう、口ひげを生やすようになりました。常葉を去る頃には、いつの間にか白いものが混じるようになっていました。

教え子の結婚披露宴に招待された時の写真とのことですから、八王子に移ってからの90年代前半でしょう(その後、91年10月10日とお教えいただきました)。この頃の父は活力と情熱がみなぎっていました。故郷に帰り、認知症の妻(私にとっては母)に寄り添い、介護する生活になってから、(聖書的な意味において)貧しく小さくされた父の人間としての本性が徐々に表情に現れるようになりました。若い時も、年老いてからも、父そのものです。
これが卒業アルバムに掲載された講義風景。88年12月16日でしょうか。となると金曜日の授業。88年は常葉時代最後の年になります。
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