ここ三日ほど、珍しく風邪で体調を崩していた。でもありがたいことに、その間美子は元気でいてくれた。これで美子にまで風邪を引かれたら目も当てられなかっただろう。つまりこの三日間、美子の世話をすることで、私自身辛うじて頑張ってこれたわけだ。なかば離れみたいなところに住んでいるおかげで、またすぐ側の美子がまったく気にしないので、こういう時はまともに聞けば何事か、とびっくりするような大きな声で溜息やら自分に対する叱咤激励の叫び声を上げてきた。
でも歳のせいか、多分もう回復したんだろうとは思いながらも、しかし風邪を引く前はどんな状態であったか忘れていて、どうもスッキリしない。つまりこれで治ったんなら、大したこたないな、と言う感じ?
だいぶ前、ピン芸のお笑い芸人に「ヒロシ」というのがいたが(最近は全く目にしない、消えたんだろうか?)、彼の言い草を借りるとこうなる。
最近は歳のせいか、風邪が治ったんだかどうか、それがよく分からんとです。ヒロシです、ヒロシです……
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