或る私信


X.Y様

 お早うございます。例の決別の辞、お見通しのように、あまりの無反応に業を煮やして、年寄りの冷や水というか、歳甲斐もなくあるいは歳相応に半ば冗談に「拗ねて」みました。不思議なことにかえってアクセスが増えてます。これも半ば予想していた効果でしょうが、でも音もなく闇に沈んでいるのっぺらぼうの読者はやはり不気味です。時には声を出してくれないかなと思ってます。でも「拗ねる」のもなかなか疲れますのでほどほどにします。ともあれご心配かけました。

 いま「カルペ・ディエム」もスペイン語にし、ばっぱさんの遺言のことも解説したいと自力でスペイン語に訳し始めました。そうすることによって、「平和菌の歌」誕生の背景がよりよく理解されると思いますので。
 ではまた。貞房識

佐々木 孝 について

日本のスペイン思想研究者。1939年北海道帯広市生まれ。2歳から引き揚げまでの5年間を旧満州で暮らす。1961年上智大学外国語学部イスパニア語学科在学中にイエズス会に入会。6年間の修道生活の後、1967年同会を退会、還俗する。同年上智大学文学部哲学科卒業。1971年清泉女子大学講師、助教授を経て、1982年教授となる。1984年常葉学園大学(現・常葉大学)でスペイン語学科の草創に参加。1989年東京純心女子短期大学・東京純心女子大学(現・東京純心大学)教授。その間、講師として専門のスペイン思想、スペイン語を東京外国語大学、駒澤大学、法政大学、早稲田大学などの大学でも教える。2002年、定年を前に退職、病身の妻を伴い福島県原町市(現・南相馬市)に転居。以後16年にわたり、富士貞房(ふじ・ていぼう、fuji-teivo、――スペイン語のfugitivo「逃亡者」にちなむ)の筆名で「モノディアロゴス(Monodiálogos: ウナムーノの造語で「独対話」の意)」と題したブログを死の4日前まで書き続けた。担当科目はスペイン思想、人間学、比較文化論、スペイン語など。作家の島尾敏雄は従叔父にあたる。2018年12月20日、宮城県立がんセンターで死去(享年79)。
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或る私信 への2件のフィードバック

  1. 守口 毅 のコメント:

    兄い殿
    まあず、よかった・よかった。
    ホッとしましたよ。
    愚弟 守口

  2. 佐々木あずさ のコメント:

    先生の今日のモノディアロゴスとメールにて、「呑空庵十勝支部」の閉鎖を免れほっと一息でございます。あ~焦りましたぁ( ;∀;)
    佐々木あずさ拝

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