【再録】渡辺一夫と大江健三郎(2015年7月4日)

「ただ、僕は、僕としての条件と分限のなかで、僕に与えられた仕事、大げさに言えば、使命をも果たさねばならぬと思うだけである」。渡辺一夫のこの言葉は、そのまま父の姿を代弁するものでもある。しかし、世間からは一顧だにされなくとも、片田舎のとりわけつつましい生活の中で、母の手足となって捧げた父の後半生は、渡辺一夫など足元にも及ばぬほど尊いものだったと思っている。成城の大邸宅でノーベル賞作品をものす大江健三郎も、その観点から見れば、私の中では単に嗤うべき人物である。

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