宇野重規先生に感謝

 

佐々木は同じように、原発事故を受け、東北のみならず日本とは何か、東北と日本の再生はいかにして可能かを模索した。佐々木の目に、事故の原因究明はもちろん、そこに至った日本の近代を徹底的に問い直すことなく、目をそらす日本の現状は嘆かわしいものだった。

宇野重規

 

岩波書店の雑誌『図書』10月号の巻頭言で、宇野重規先生(東京大学社会科学研究所教授。『大衆の反逆』の解説をご執筆)が、父についてご寄稿くださいました(「福島の哲学者とオルテガ」)。ぜひお手に取ってお読みいただければと思います。死後、このような形で先生に父の存在を取り上げていただき、家族としても感謝の念に堪えません。宇野先生、心よりお礼を申し上げます。

また、岩波書店のホームページ(以下のリンク)でも巻頭言はご覧いただくことができます。ぜひお訪ねください。

福島の哲学者とオルテガ

『図書』2020年10月号

【追記】WEBマガジン「たねをまく」でも、巻頭言を含むその他の読み物が閲覧できます。

岩波書店のWEBマガジン「たねをまく」

【さらに追記(10月2日)】今日、ニュースで知り、驚く。しかし、自己批判することなく、真理、正義を追求する声を封じて標榜する「文化」「学術」とは、また、そのような「国」とは??とどのつまり、そのような人間たちが今や社会の主軸を成しつつあるということでもあろう(閣僚の顔触れは象徴的である)。低劣な自己肯定感だけで「武装」した真の叡智とは無縁の野蛮な社会へとまた一段と進みそうである。

毎日新聞記事「少数意見抑圧すれば、真理への道閉ざす」学術会議任命外された宇野重規氏がコメント

【みたびの追記(10月3日)】

朝日新聞記事: 学術会議除外の宇野重規氏「日本の民主主義、信じる」

私は日本の民主主義の可能性を信じることを、自らの学問的信条としています。その信条は今回の件によっていささかも揺らぎません。民主的社会の最大の強みは、批判に開かれ、つねに自らを修正していく能力にあります。その能力がこれからも鍛えられ、発展していくことを確信しています。

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2 Responses to 宇野重規先生に感謝

  1. 守口 のコメント:

    早速「図書」の宇野氏のコメントを読みました。佐々木孝氏の全体像把握を示した上で、新「大衆の反逆」への道しるべをつけてくださっていること、何とも嬉しい文章でした。日本の新政権の本音が露見し始めたいままさにこの時、広く読まれてほしいと願わずにいられません。
    淳さん、力づけられますね!

    • 富士貞房Jr. のコメント:

      守口さま、コメントに感激しております。今週に入り、ちょっと母が危なかったのですが、少しずつ快方に向かっています。守口さまご夫妻がいつも見守ってくださることに力づけられました。どうか奥さまをはじめ皆さまのご健勝を心よりお祈りしております。

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