映画監督の亀井文夫のことを書いた拙文のコピーをH教授に送ったら、「佐々木さんはこれから鈴木東民みたいにおなりになるんだろうと楽しみにしています」というお返事が届いた。鈴木東民なんて知らないよ。誰だろう。さっそくヤフーを検索してみた。良くは分からないが、反ナチ、読売争議で名前を馳せ、最後はどこかの市長で終わった人のようだ。
このH先生、いつも私のこと買いかぶり過ぎ。とんでもない、そんな行動派じゃないです。でもそう言われて気になり、早速古本屋さんに鎌田慧著『反骨――鈴木東民の生涯』(講談社)を注文した。
神戸の従姉Hさんから電話。関西の暑さは相当なものらしい。体調をくずさないようにと言うことしかできない。体が動かなくなる前にぜひ相馬にもう一度遊びに来てもらいたいけれど、果たしていつになることか。だれも老いの進行を止めることはできない。問題はどこかで踏ん切りをつけるかどうかなのだが、それはまた明日のわが身の問題でもある。
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