今日も秋晴れのいい天気。午後このまま家の中で過ごすのはもったいないと、まずは本屋さんへ。美子が読みたい文庫本一冊、そして明日大熊にお土産として持っていく猫の雑誌一冊を購入。でもそれだけで帰るのはもったいないと、今度は今まで行ったことのない馬事公苑を目指す。柔らかな午後の光の中になだらかな丘陵地帯が続き、まるで別世界にもぐりこんだような気分になった。地理的にどうなっているのか、今度地図で調べるつもりだが、振り返ってみると海の方までずっと広がるわが町のたたずまいを一望できる場所があった。せっかくこんないいところに住んでいるのに、行ったことのない場所がまだまだありそうだ。
 来週の日曜、I君夫妻に誘われて朝早く紅葉狩りに出かける約束をしているが、今から楽しみである。

佐々木 孝 について

日本のスペイン思想研究者。1939年北海道帯広市生まれ。2歳から引き揚げまでの5年間を旧満州で暮らす。1961年上智大学外国語学部イスパニア語学科在学中にイエズス会に入会。6年間の修道生活の後、1967年同会を退会、還俗する。同年上智大学文学部哲学科卒業。1971年清泉女子大学講師、助教授を経て、1982年教授となる。1984年常葉学園大学(現・常葉大学)でスペイン語学科の草創に参加。1989年東京純心女子短期大学・東京純心女子大学(現・東京純心大学)教授。その間、講師として専門のスペイン思想、スペイン語を東京外国語大学、駒澤大学、法政大学、早稲田大学などの大学でも教える。2002年、定年を前に退職、病身の妻を伴い福島県原町市(現・南相馬市)に転居。以後16年にわたり、富士貞房(ふじ・ていぼう、fuji-teivo、――スペイン語のfugitivo「逃亡者」にちなむ)の筆名で「モノディアロゴス(Monodiálogos: ウナムーノの造語で「独対話」の意)」と題したブログを死の4日前まで書き続けた。担当科目はスペイン思想、人間学、比較文化論、スペイン語など。作家の島尾敏雄は従叔父にあたる。2018年12月20日、宮城県立がんセンターで死去(享年79)。
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