やっぱりなかなか調子が出ません。それで昨日の続きを書いてみます。
この二月半の間、ぜんぜん書かなかったかというと、もちろんそうではありません。といって辛うじて二つの仕事をしただけですが。まず、約二年越しの課題であった亡父稔の追悼文集を作ったことです。本当は昨年末の命日(12月18日)まで仕上げるつもりだったのがちょうど一年遅れで仕上がったわけです。その目次をコピーしてみます。
初めに…
写真集「在りし日の父の姿」
佐々木稔書簡集
安藤誠一郎宛、安藤健次郎宛、佐々木褜吉宛
詩篇二つと断片一つ 安藤誠一郎
四十七年目の証言 佐々木千代
父への手紙 佐々木 博
父の思い出 松山 廸子
『ピカレスク自叙伝』 富士 貞房
『モノディアロゴス』抄 富士 貞房
『大連・撫順紀行』 佐々木 孝
旧満州関係書籍目録
これはすべて手作りの、30名ちょっとの親戚・縁者へ配布するだけの限定本ですが、袋綴じのためちょっと分厚くなった以外は、表紙などなかないい感じに仕上がり、自分なりに満足してます。毎度のことながらバッパさんにはケナされてガックリきましたが。
A4・9ポで印刷したものを二つ折りにし、それを手作り製本機に架けて背のところを糊付けして、少し厚めの紙を表紙にしました。一枚一枚折っていくうち、なんだか絲を一本一本織ってる鶴の気持ちが乗り移ってきて、死後63年目にやっと「恩返し」できたような気持ちになりました。
あともう一つは、隣町小高の町史のために、埴谷雄高と島尾敏雄についてそれぞれ10枚の原稿を書いたことです。
明日からは、ほんとうに真面目に書きます。勘弁してください。