今日は朝から『モノディアロゴスV』の制作に没頭してました。結局昨年の九月中旬から今年の三月初旬、つまり大震災直前までのものを一冊にまとめました。いくつか削った日がありますが、本文そのものはほとんど剪定しないままでした。それだけ剪定すべき無駄がない、と言えればいいのでしょうが、簡単に言えば剪定作業が面倒だったわけです。かくして全392ページの大冊が出来上がりました。袋綴じ印刷ですから、相当な厚さです。今物差しで計ったら3センチ8ミリありました。もちろんあの因縁の(初めての方は何のことか分からないでしょうが)レターパック350では送れない厚さです。
今まで『モノディアロゴス』は「解説」をすべて畏友N氏にお願いしてきましたが、今回はさすがに1ページ分の著者「あとがき」だけになりそうです。
ともかくたいしたボリュームです。これから夏場の昼寝のときの枕にちょうどいい高さになります。
「がさ」のことばかり言いましたが、自分で言うのは変ですが、内容もまたいいです。みなさんは、もちろんネットでいつでも好きなときに読めるわけですが、本になったモノディアロゴスはまた別物ですよ。といってあんまり宣伝して、たくさんの人から譲ってください、と言われても、すぐには作れません。今日は辛うじて2冊作りましたが、それだけでももう肩はこるし、眼は霞んでくるし、そうとう疲れます。でも、本になったものを読んで欲しいという気持ちは捨て切れません。でも疲れます。
本当はどこかの出版社が、よしきた全冊わが社から出版しましょう、なんて言われることを密かに期待して…いやいや、これも本当のことですが、このまま私家本としてちびちび作り続けたい、と思っているのです。今回、『Ⅵ』に相当するものが『原発禍を生きる』として論創社から出版され(何冊出版されるのか私は知りませんが)、見ず知らずの人の手に渡っていくのでしょうが、でもメールかなにかで注文を受け、あゝこの人はどこどこの人なんだ、何歳でどんなお仕事をしている人なんだろう、などと考えながら包装して郵便局からゆうメールで送るのも楽しいものなのです。
ただ今回の『V』は、ちょっとボリュームがありすぎだなあ。
でも作りながら読み直したのですが、これがなかなじゃ面白いんですよ。
でも一度にたくさん注文を受けると、ちょっと疲れるんですよねー。
なにをぐだぐだ言ってるんでしょう。十和田からメールで昨夜のお誕生会などの様子が写真で送られてきました。Sさんのお姿、初めて見ましたよ。だいたい予想していた通りの風貌…やっぱ、「文は人なり」ですね。ところでこれ、フミはヒトなり、なんて漠然と覚えてたのですが、正しくは「ブンはヒトなり」なんですってね。知ってました? あゝそう。私だけか間違って覚えてたの。でもこの言葉、フランスの博物学者ビュフォンの言葉だって知ってました? 知らなかったでしょ。私も知らなかったの。今辞書で調べたばかりでした。
今晩はお疲れだから無理としても、明日あたりはSさんにたっぷりお土産ばなし期待してます。今晩も私、休ませてもらいます。皆様もどうぞごゆっくり休んでください。
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※本文中の太字、朱書き、アンダーライン、マーカー等の処理はすべて、死後、息子によって為されたものです。
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