春の気配

昨日の午後二時ごろ、川口の娘から届いたメールでは、朝から降り出した雪がまだ止まないとあった。夜八時半、今度は福生に住む■からの連絡でもまだ雪降り止まず、相当の積雪になり、青梅線など相当数の路線が運休とか。ところが相馬では曇ってはいたがちらとも降らなかったので、ちょっと得をした感じになった。
 今日も朝から天気が良く、午後の買い物のとき、つい車を六号線に乗せ、隣町の隣町の浪江まで行こうとしたほどだ。ところが途中財布を忘れてきたことに気づき、Uターン。同じ道を引き返すのも癪だし、家まで帰って出直すのも億劫なので、急遽田圃や畑の間を青い空と白く大きな雲を見ながら帰ってきた。気のせいではなく明らかに春の空と光に変わっている。
 ところで長い休みのあと再開した「続モノディアロゴス」、初めのうちは怪我にも腰痛にもめげずに頑張っていたが、前回ばかりか今回も千字を書く気力が出てこず、ガス欠状態。いっそ何も書かない方がいいかとも思うが、また長い休止には陥りたくないので、変則的な日録形式で当座をしのぎたい。スンマソン。

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佐々木 孝 について

佐々木 孝(ささき たかし、1939年8月31日 – 2018年12月20日)は、日本のスペイン思想研究者。北海道帯広市生まれ。2歳から引き揚げまでの5年間を旧満州で暮らす。1961年上智大学外国語学部イスパニア語学科在学中にイエズス会に入会。5年半の修道生活の後、1967年同会を退会、還俗する。同年上智大学文学部哲学科卒業。1971年清泉女子大学講師、助教授を経て、1982年教授となる。1984年常葉学園大学(現・常葉大学)でスペイン語学科の草創に参加。1989年東京純心女子短期大学・東京純心女子大学(現・東京純心大学)教授。その間、講師として専門のスペイン思想、スペイン語を東京外国語大学、駒澤大学、法政大学、早稲田大学などの大学でも教える。2002年、定年を前に退職、病身の妻を伴い福島県原町市(現・南相馬市)に転居。以後16年にわたり、富士貞房(ふじ・ていぼう、fuji-teivo、――スペイン語のfugitivo「逃亡者」にちなむ)の筆名で、専門のスペイン思想研究を通じて確立した人文主義者としての視点から思索をつづったブログ「モノディアロゴス(Monodialogos: ウナムーノの造語で「独対話」の意)」を死の4日前まで書き続けた。担当科目はスペイン思想、人間学、比較文化論、スペイン語など。作家の島尾敏雄は従叔父にあたる。 2018年12月20日、宮城県立がんセンターで死去(享年79)。
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