書きかけのままに

※以下は昨夜、激しく襲う睡魔の中で書き出したが、さすがにアップまでいたらずに朝を迎えた文章である。特に疲れていたわけでもないのに、昨夜はとうとう無念の中断。いずれ抹消するだろうが、とりあえずは書きかけのままアップしておく。 

震災後、お二人の方から三冊の猫の写真集を送っていただいた。猫好きであることを知っての支援物資である。このブログの本体のホームページの名前そのものが『富士貞房と猫たちの部屋』だし、数少ない創作の中に、猫についてのものが二つもある。「猫まみれ」と「ダリのことなど」である(いずれも私家本創作集『切り通しの向こう側』に収録)。いま現在、わが家には一匹も猫は(犬も)いない。八王子から連れてきた一匹の犬と四匹の猫のうち、最後に残った十歳の牡猫のココアは昨年正月に死んだ。
 どうぶつ好きを犬派と猫派に大別できるが、実は私はずっと犬派で猫はあまり好きでなかったのだが、ある一匹のノラ猫に出会ってからは大の猫好きになってしまった{「猫まみれ」に書いた}。一時期、八王子では十匹くらいの猫たちの世話をしていた…
 …なんと悠長なことを書いているんだろう、我ながらあきれてしまう。というのはいまふと震災で猫たちはどうしているんだろうとネットで検索したところ、そこに展開されている悲惨な現実を知って息を呑んでしまったからだ。警戒区域内の動物たちがどれだけ悲惨な目に遭っているかは、ある程度予測できたが、津波被害を受けた東日本全体でペットたちを襲った悲劇の総体についてはほとんど知らなかった。
 南相馬でも一時期、避難者たちに置き去りにされた犬が町を彷徨っていたときがあり、それをブログで触れたとたん、私のところへの支援物資の中にもドッグフードやキャットフードが混じったこともあり、そのすべては西内君の奥様にその都度、必要な方に分配していただいてきた…

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佐々木 孝 について

佐々木 孝(ささき たかし、1939年8月31日 – 2018年12月20日)は、日本のスペイン思想研究者。北海道帯広市生まれ。2歳から引き揚げまでの5年間を旧満州で暮らす。1961年上智大学外国語学部イスパニア語学科在学中にイエズス会に入会。5年半の修道生活の後、1967年同会を退会、還俗する。同年上智大学文学部哲学科卒業。1971年清泉女子大学講師、助教授を経て、1982年教授となる。1984年常葉学園大学(現・常葉大学)でスペイン語学科の草創に参加。1989年東京純心女子短期大学・東京純心女子大学(現・東京純心大学)教授。その間、講師として専門のスペイン思想、スペイン語を東京外国語大学、駒澤大学、法政大学、早稲田大学などの大学でも教える。2002年、定年を前に退職、病身の妻を伴い福島県原町市(現・南相馬市)に転居。以後16年にわたり、富士貞房(ふじ・ていぼう、fuji-teivo、――スペイン語のfugitivo「逃亡者」にちなむ)の筆名で、専門のスペイン思想研究を通じて確立した人文主義者としての視点から思索をつづったブログ「モノディアロゴス(Monodialogos: ウナムーノの造語で「独対話」の意)」を死の4日前まで書き続けた。担当科目はスペイン思想、人間学、比較文化論、スペイン語など。作家の島尾敏雄は従叔父にあたる。 2018年12月20日、宮城県立がんセンターで死去(享年79)。
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書きかけのままに への1件のコメント

  1. オヤジ のコメント:

    ここのご主人から依頼がありましたので、この主題とは直接関係はありませんが、ちょっとした読み物を掲載させてただきます。

    ①『やめてください菅降ろし』

    海水注入を誰が一旦停止させたか?などといやしくも国会という場で見苦しくやりとりしないでください。それが誰だとわかったとして、何の役にたつのですか?『可能性があると言った』のと、『可能性がゼロではないといった』のとどこがどう違うのですか。

    ミッテランみたいに、『それがどうした?』と菅さん、言ってやってください。
    マスコミはマスコミで、『なぜそんな重箱の底をほじくるような質問をするのか?』とせめて一社くらい書いてくださいよ。
    この大事なときにあんなろくでもない報道をテレビ、新聞、雑誌全てで見せられている国民はイライラしていますよ。被災者などは特にそうでしょう。

    大体、菅降ろしを言っている中に、『代わりを俺がやるから降りろ』というのが一人も居ないで、ほんとに菅さんが降りたら、『代わりに乗る人を決めるのにいったい何ヶ月かかるのやら? 乗った奴が菅さんよりましましな運営をしそうなのかどうか?』国民は皆怪しんでいますよ。
    マスコミは、菅降ろしグループにそういう質問を発して、誰がどう答えたかを報道してくださいよ。そうすれば、放っておいても視聴率は上がります。
    どうぞ、お願いします、議員さん、記者さん。

    『福島原発の仮想真実』

    あのとき、
    伝令 『所長、本社から海水注入を停めろといって来てますよ。』
    所長 『なぜ?』
    伝令 『再臨界になる可能性がゼロではないそうです。』
    所長 『そりゃそうだろう。だから水を入れている。真水がなくなったから
        海水をいれてるんだ。誰が言ったって?』
    伝令 『斑目さんです』
    所長 『何者?』
    伝令 『原子力安全委員会の委員長だそうです』
    所長 『ああ、今はそういう名前の人がやっていたのか、安全委員会は。
        それでその人は、注入を停めれば再臨界の可能性がゼロになると言ったか?』

    伝令 『私はそこまで知らされておりません』
    所長 『それでは、、停めるわけにはいかないよ』
    伝令 『えーっ!そんなこといえませんよ。』
    所長 『そうれもそうだな。君は伝令だもんな。じゃあ、確かに伝えましたと伝えればよい。』

    地震の日の自民党
     『こりゃー大きな地震だな。せっかく菅さんをいいところまで追い詰めてたのに、
     しばらくはダメだなでも、菅さんのことだから、この地震じゃお手あげだろう。すぐにボロを出すさ 。
     それを待とう。あの”政治”を知らぬ市民運動家ごときの手に負えるわけがない。
     すぐにお手上げになって、辞任すると言い出すさ。』

    地震の日の首相官邸
    菅 『あすこには原発があったな。すぐ東電と東北電の話を聞いてくれ』
    官房長官 『東北電は無事らしいですが、東電は想定をはるかに超える事態だから、手を引くと言ってます。』
     筆者註 (想定外ならば、現行法では免責になる)
           
    菅 『なんだと!信じられん。すぐ呼びだせ。いや、彼らを待てばいつ来るか分からん。私が行く』

    東電で、
    菅 『手を引くだと?! そんなバカなことを言っているとすぐにでも潰れるぞ。』
      (筆者註・潰すぞと言ったかも。イラ菅の面目躍如)

    官邸に戻ってから
    菅 『あんな頼りない本社に任せておくわけにはいかない。私がが行って現場を見てくる』

    現地から戻って
    菅 『あそこの所長なら本社より頼りになる。さて、津波だが、何万人もが
      流されたそうだな。
      私は津波をやらなきゃならんから、枝野くん、東電は頼んだよ。本社より、
      現場の方が頼りになるからな』

    自民党
      『そーらみろ、さっそくボロを出した。こんな大事なときに官邸を空けて、東電に

       行って、はしたなく怒鳴り散らしたかと思えば、またもやヘリで福島くんだりまで
       飛んだそうじゃないか。こういうときは、官邸にどっしりと腰を据えて、理路整然と対処
       するのが将たるもののあるべき姿だ。菅さんはその器ではない。』
      筆者註 あなたがその器なの? 違う? じゃ、誰なの? ・・・・
          どっしりと腰を据えていて東電本社が動いたと思う?あなた想像力不足だねー。
          将の器かどうか知らんけど

    菅さんが谷垣さんに電話した日の自民党
      『予想通り、助けてくれと言ってきたぞ。根回しも何にもないところろが菅さんらしいな。
      あなたがが辞めるなら助けても良いと答えておこう』

    翌日の谷垣さんとマスコミの大合唱
      『いきなり電話で言って来るなど笑止千万。政治のせの字もわかっていない。
      しょせんは、市民運動家にすぎない。首相の器ではない。』
      (筆者註・何で政治家は市民運動家より偉いんだろう?)

    1ヵ月後
    自民党  『随分叩いたけどなかなかやめないなー。けっこうしぶといぞ彼は』

    菅 『評判が悪いのを気にしてすぐ辞めてしまったおたくのプリンスさんと違って
      そう簡単に辞めるつもりはまったくないよ。この一大事のときに投げ出すなんて
      無責任なことを、まともな男ならするわけがないでしょうが。』
      『プリンスさんだけじゃないよ。その後ぞろぞろ出てきては、毎年消えていったお坊ちゃん2代目、
      三代目の人達とは、私は違うんだ。なめないでもらいたいね。』
     筆者註(鳩山と名指しはしなかったけど、明らかに”人達”の中に含めてるな。やるじゃん、菅さん。)

    2ヵ月後
    自民党 『あの日、菅さんが海水注水を停めろと命じて、何時間か後にあわてて
         再開させたって、聞いたぞ。そのおかげで随分いろんなことが遅れたと
         聞いたぞ。さっそく国会で追及しよう。今度こそ菅さんはおしまいだ。』

    斑目委員長
      『私は再臨界の可能性があると言ったのではない。可能性がゼロではない
       と言ったのだ』

    岡田幹事長
      『どこがどう違うかよくわからないが、言った本人がそう言うのなら、
      仕方がないそう言い換えよう』

    谷垣
      『こんなに言う事がころころ変わる政権に国を任せるわけにはいかない。
      即刻首相を辞任せよ』 
      筆者註・とは言ったが、『あとは私に任せろ』とは一言も言わなかった。
           辞めさせた後、どうするつもりなんだろう?
           それに、再臨界の可能性があると可能性がゼロではない
           の違いが谷垣さんには分かったのだろうか。
           ころころ変えると非難するからには、わかったんだろうなー

    吉田所長
      『注水を誰が止めたかで国会がモメてるんだって?? 今頃なんでまた?
      そんなもんが菅降ろしの材料につかえるの? 変な国だねえ。
      しょうがない、墓場まで持っていくつもりだったけど、こんなバカなことで
      首相のクビをとばすわけにはいくまい。白状しよう。』

    谷垣
     『えーっ、停めてないのー?』誰があんな情報を持ち込んだんだ!仕方がない、
     方針を変えよう。現場とそんなに意思の疎通がない組織にこの国を任せる
     わけにはいかない。今後はこれでいこう。』

    筆者註
     たしか前原さんだっけ、国会でニセメールで政府を追求して、それがバレた。
     『うーん、あんなもんに引っかかった自分がバカだった』と野党党首を辞任したのは。

     谷垣さん、どうします?

    サミットから帰国して
    枝野 『不信任案提出と党内にまで騒ぐ議員が増えて、不穏な状況ですよ』
    菅 『チルドレン達か? 心配ない。放っておこう』
    枝野 『でも人数が人数ですから・・・、通ったら総辞職か解散でしょ。』
    菅 『総辞職は絶対にしない。この重大事に政局などやってるわけにはいかない。』
    枝野 『でも、どっちかにしないと、政治が滞るとの批判が』
    菅 『滞るような仕掛けをしたのは向こうだ。そんな批判は理屈に合ない。だから、不信任提出は出来ない。
    提出させないように、私が先手をうって、”彼らは、この重大事に政治を滞らせようとしている。滞らせない
    唯一の道は、政府が出す法案をすぐに審議して、一刻も早く通すことだ。審議をして反対ならすぐに対案を
    出してください。そっちが良い案だと思える良案なら、即座に取り込みます。時間が問題なのです、今は特に”』と。

    枝野『なるほど。』
    菅 『第一、造反・解散して真っ先に落ちるのはうちのチルドレン達だ。選挙なんかしたしたいはずかない。
    だから造反などできはしないよ。わが党の新人だから、ある意味では残念だけど、そんなホネのある者は居ない。』
    鳩山さんはどうかわからないが、小沢さんは解かっているよ、自分のチルドレンの程度くらいは。』

    素人でアマチュアの私にだって、これくらいの内実らしきものが見えるのです。玄人でプロのあなた方に見えないはずはない。なのになぜ言わないのですか? 最初に言うのは怖い? そんな公式発表はなかったから? それじゃあ、永遠に特種なんか取れませんぜ。
     外国人のジャーナリストなら、誰も書かないうちだからこそ、命を張ってでも書くんじゃないんですか? 記者さん、知っている事をさっさと私ら一般民衆に教えてくださいよ。お願いしますよ。

    追伸
     週刊新潮の6月2日号はけっこう読み応えがありますよ。
     国会では誰が言ったかでもめていて、実は停めなかったことが
    明らかになる直前という絶妙のタイミングで発行されています。
     大見出しのハデさから、内容の詳細まで、菅降ろし一色です。
     あれを書いた記者はさぞ赤面しているだろう。
     でも、まともな記者があんなお粗末な記事を書くだろうか?
     誰かさんに金を貰ったやつなら、今頃いそいそと、金勘定でもしているかも。
     最近、まともな記者の間で、何を書いても握りつぶされるという愚痴が増えているという噂があるそうです。
     私が生まれる前年、日米開戦のときに、マスコミ(今も全社健在)が何を煽ったか?

     あんなに完璧に菅降ろしで染め上げるには、うしろで何か黒い者が動いているに違いない。
     なんか不気味な感じがしました。

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