ここ数日、ばたばたしていて、いろんなことお知らせするのが遅くなりました。
先ず鄭周河さんの写真展が南相馬市立中央図書館で今日から明後日(10日)まで開かれています。お近くの皆さんは、ぜひ会場まで足をお運び下さい。
公式ブログがあります。本当はすぐクリックすればアクセスできる方法があるのでしょうが、私は分かりませんので、アドレスを書きます。「奪われた野にも」と覚えれば正しいアドレスになります。
http://ubawaretanonimo.blog.fc2.com/ です。
今日の午後、鄭周河さんが拙宅に見えられ歓談しました。話に熱が入って、明後日ギャラリートークで話すことがなくなってしまう(いやいやそんなことはありません)ので途中で止めました。
それから一昨日、とうとう韓国で拙著の朝鮮語版が出ました。それを今日チョンさんが持ってきてくれたのですが、何なんと! チョンさんの作品が2ページ大のモノクロ画面で6枚も収録されており、文字通り二人のコラボが実現してました。大感激です。
またソウルの「京郷新聞」から紙上インタビューを受けましたが、それは11日の大震災二周年に合わせて発表されるそうで、それについてはいずれまたご報告します。とりあえず今晩は以上のお知らせまで。
※追記
出版元の Dolbegae Publishers の拙著広告文を見つけたのですが、いかんせん全部ハングル
で一時は諦めたのですが、ネットに「ハングル→日本語」辞書がありました。それでかなり長いハングルをコピーしてその辞書にぶちこんだところ、あーら不思議、たちどころに日本語になりました。日本語に構文が近いせいか、ほぼ正確に訳しているようです。
ちなみに出版社のサイトは http://dolbegae.co.kr/home/index.asp です。辞書はハングル→日本語で検索してみてください。ついでに言いますと、「京郷新聞」は日本語訳で読めますので、どうぞ。
大震災から二年が経過した今、株価高騰し活気づく社会の中で忘れそうになりがちな私たちの震災の記憶を、もう一度呼び覚ます写真展だと思います。原発事故は日本人の慢心から起きた悲惨な出来事です。地に足を付け、現実を謙虚に着眼して一歩一歩確実に歩むことが日本、日本人に求められています。バブルのような実態のない株価高騰で原発再稼働に動いて行きそうな世の中の流れに、日本人に慢心という深刻な病に警鐘を鳴らすためにも意義ある写真展になることを祈っています。