ボヤキ二連発

北朝鮮の非核化にかかる費用は韓国と日本が負担すべきとトランプが言い、それを安倍は唯々諾々と承知した? その後の報道など追ってる暇がないから日本の政治家やマスコミがそれをどう受け取ったか知らないけど、アホとちゃう? だから言っただろ、あちらはゴネ得の帝王だって。
 その一方で、福島第二原発の廃炉決定に七年間もかけている。この国の宰相以下、定見の無い政治家や企業家のオンパレード、あゝはらたつのり(古っ!)
 その点、小泉の進次郎君、なぜもっと早く決断できなかったのか、と怒ってるそうな。政治家としてまっとうでんな。お父さんの純一郎さん、現役の時はあまり好きくなかったけど、原発反対の姿勢を崩してないのは天晴れ。
 先ほどゆうメールを五個ほど郵送するために郵便局に行った。『遡行と螺旋』を送るためだ。でもいつからか500g以内なら厚さ3センチ以内という規格が設定されたおかげで、こちとら、包装するときにえらい苦労しなくちゃない。少しでも越えりゃ一気に100円加算されるからだ。つまり袋綴じの私家本の悲しさ、背中のところは2センチ7ミリなのに放っておくと(?)3センチをわずかに超えてしまう。だから外出前の中年おじさんがベルトをきつーく締めるように、ガムテープでしっかり固定しなきゃない。前にも何度もボヤいたように、1、2ミリオーバーしても、まともなアキンドなら、あっいいっすよ、少しくらい厚くても、とサービスしてくれるのに、日本郵政のオヤクニンたち、まるで税関の麻薬取締官みたいに融通が利かない。
 ともかく無事窓口で出し終わって、ふとカウンターに目をやると、今年の野馬追いのオリジナルフレーム切手が売られている。以前買ったものはスペインの友人にやってしまって今はないので、記念に1シートもらおか、と軽いノリで1シート購入。と、その時である。どこかのテレビ・クルーが近づいてきて、中の一人の美人(かな?いやそうでしょ)アナウンサーが「テレビユー福島ですが取材させていただいてよろしいでしょうか?」ときた。「あゝいいですよ」とこれも軽いノリで応じて短い質問、つまりなぜそのシートを買ったのか、その用途は?など簡単な質問ににこやかに(?)答えてインタビューを終えて外に出た。もしかすると今晩のテレビで放映されるかも。
 しかし駐車場に行く途中、先ほど購入したシートをつくづく点検すると1シートに82円切手が十枚印刷されたものだった。待てよ代金は確か1,400円、えっーするてーとなにかい? この薄っぺらなシートが1,400-820=580、えっ580円もするの? この間伸三さんから送ってもらった「島尾敏雄生誕百年」はまさに歴史的価値があるのに1,300円、確かにカラーだが島尾敏雄の場合のような大型の切手も入ってないし、ちっぽけな切手が十枚だけ。これじゃぼりすぎとちゃう? 日頃からサービスいいんなら、年に一度のイベントへの寄付と思うてがまんするけど、日ごろ1ミリ、2ミリでこすい商売しているのに、これはないべさ。
 あゝあ、窓口でこのことに気付いてれば、テレビカメラの前であんなにこやかな顔してなかったのになあ。でもなんでこんなシケたシートのことを取材してたんだろう? もしかして売れ行きが思わしくないんで、ばかなお客さんに取材して盛り立てようってわけかい? まさか。でもこれってはらたつのりとちゃう?

※ 翌朝の追ボヤキ
 今朝のネットにこんなとんでもないニュースが報じられている。
「【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は18日、国防総省に対し、陸海空軍、海兵隊、沿岸警備隊に加わる第6の軍となる「宇宙軍」の新設を命じた。」
 ザケンジャない! 宇宙にまでてめえの愚かなパワー・ポリィティクスを広げようってかーっ! まともじゃねえな。地球の自爆による滅亡のカウントダウンが始まったということだ。おのおの方、覚悟召されえっ!

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佐々木 孝 について

佐々木 孝(ささき たかし、1939年8月31日 – 2018年12月20日)は、日本のスペイン思想研究者。北海道帯広市生まれ。2歳から引き揚げまでの5年間を旧満州で暮らす。1961年上智大学外国語学部イスパニア語学科在学中にイエズス会に入会。5年半の修道生活の後、1967年同会を退会、還俗する。同年上智大学文学部哲学科卒業。1971年清泉女子大学講師、助教授を経て、1982年教授となる。1984年常葉学園大学(現・常葉大学)でスペイン語学科の草創に参加。1989年東京純心女子短期大学・東京純心女子大学(現・東京純心大学)教授。その間、講師として専門のスペイン思想、スペイン語を東京外国語大学、駒澤大学、法政大学、早稲田大学などの大学でも教える。2002年、定年を前に退職、病身の妻を伴い福島県原町市(現・南相馬市)に転居。以後16年にわたり、富士貞房(ふじ・ていぼう、fuji-teivo、――スペイン語のfugitivo「逃亡者」にちなむ)の筆名で、専門のスペイン思想研究を通じて確立した人文主義者としての視点から思索をつづったブログ「モノディアロゴス(Monodialogos: ウナムーノの造語で「独対話」の意)」を死の4日前まで書き続けた。担当科目はスペイン思想、人間学、比較文化論、スペイン語など。作家の島尾敏雄は従叔父にあたる。 2018年12月20日、宮城県立がんセンターで死去(享年79)。
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