小高駅前に永住を決行され、ブックカフェや小劇場経営に頑張っておられる作家・柳美里さんからのお知らせとお誘いが届きましたので、そのまま転載させていただきます。皆さもどうぞ応援してください。
佐々木孝さま
自宅裏の倉庫で、9月半ばに「静物画」という芝居を、10月半ばに「町の形見」という芝居を上演しました。
11月4日に放送された「静物画」のドキュメンタリー番組は、dailymotionに上がってます。
https://www.dailymotion.com/video/x6wmq38
11月18日に「町の形見」のドキュメンタリー番組がNHKで放送されるので、是非、ご覧ください。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2381/1849627/index.html
「静物画」は、来年3月半ばに再演する予定なので、タイミングが合ったら、観に来てください。
来年秋を目処に倉庫を小劇場 La MaMa ODAKA に改装する予定です(改装資金を集めるために近々クラウドファンディングを開始します)。2020年の常磐線全線開通時に、平田オリザさんとの共催で浜通り演劇祭を開こうと考えています。
また、いつか、お話ししたいです。
柳 美里
佐々木 孝 について
佐々木 孝(ささき たかし、1939年8月31日 – 2018年12月20日)は、日本のスペイン思想研究者。北海道帯広市生まれ。2歳から引き揚げまでの5年間を旧満州で暮らす。1961年上智大学外国語学部イスパニア語学科在学中にイエズス会に入会。5年半の修道生活の後、1967年同会を退会、還俗する。同年上智大学文学部哲学科卒業。1971年清泉女子大学講師、助教授を経て、1982年教授となる。1984年常葉学園大学(現・常葉大学)でスペイン語学科の草創に参加。1989年東京純心女子短期大学・東京純心女子大学(現・東京純心大学)教授。その間、講師として専門のスペイン思想、スペイン語を東京外国語大学、駒澤大学、法政大学、早稲田大学など他大学でも教える。2002年、定年を前に退職、病身の妻を伴い福島県原町市(現・南相馬市)に転居。以後16年にわたり、富士貞房(ふじ・ていぼう、fuji-teivo、――スペイン語のfugitivo「逃亡者」にちなむ)の筆名で、専門のスペイン思想研究を通じて確立した人文主義者としての視点から思索をつづったブログ「モノディアロゴス(Monodialogos: ウナムーノの造語で「独対話」の意)」を死の4日前まで書き続けた。担当科目はスペイン思想、人間学、比較文化論、スペイン語など。作家の島尾敏雄は従叔父にあたる。 2018年12月20日、死去(享年79)