夕方、■さんが見えられ、昨日の「福島民報サロン」で亀井文夫監督のことを書いていたが、彼の作品連続上映会を十年程前にやったので、そのときの会報その他のコピーをどうぞ、と持ってこられた。1993年三月から月一度、十月の第八回まで、彼の全作品を上映したらしい。すごいことをやったものだ。亀井の作品を見たさに、遠いところからも駆けつけた人かいたようだ。しかしさすが■さんだ。ところで亀井文夫の墓が、我が家の二階の窓からすぐ側に見えるお寺の境内にあることまで教えていただいた。
といいながら、私自身、亀井の作品をただの一本も見たことがないのだ。先日インターネットで調べたら、大抵の作品はビデオで求めることが出来るらしい。これからせめて何本かは見たいものだ。念のために、わが町の『亀井文夫の世界』上映映画のラインアップを書いておく。
第一回 『人間よ傲るなかれ』(’91)
二 『上海―支那事変後方記録』(’38)
『小林一茶(信濃風土記) 第二部』(’41)
三 『戦ふ兵隊』(’39)
『日本の悲劇』(’46)
四 『女ひとり大地を行く』(’53)
五 『生きていてよかった』(’56)
『流血の記録 砂川』(’56)
六 『世界は恐怖する―「死の灰」の正体』(’57)
『荒海に生きる―マグロ漁民の生態』(’58)
七 『人間みな兄弟―部落差別の記録』(’60)
『みんな生きなければならない』(’83)
八 『トリ・ムシ・サカナの子守唄』(’87)