今晩七時から、駅近くの居酒屋で、スペイン語教室の新年会がある。昨年度はクリスマス会だったが、今年度は年が明けてからゆっくりということで、22名ほどが集まる。中学時代の同級生たちが献身的に教室運営をしてくれているので、毎週木曜、実に楽しい教室に発展した。それぞれ仕事や勤めを持ちながらの教室参加で、教える私の方が毎回いい刺激をもらっている。
会員有志によるフォルクローレの演奏など楽しい出し物もあるようだが、さて先生も何か、など求められたらどうしよう。それで急遽、若山牧水の『白鳥の歌』(古関裕而作曲)のスペイン語訳を作ってみた。正式にスペイン詩の韻の踏み方など勉強したことがないので、ただ意を汲んだだけのお粗末な作文である。もちろん、もし歌うなら日本語の方である。
白鳥は かなしからずや 空の青 海の青にも 染まずただよふ
幾山河 越えさりゆかば さびしさの はてなむ国ぞ きょうも旅ゆく
いざゆかむ 行きてまだ見ぬ 山を見む このさびしさに 君は耐ふるや
¡Qué triste estará el cisne!,
no teñido ni en azul del cielo
ni del mar flotando blanco.
¡Cuántas montañas y rios
tienes que atravesar!,
hasta llegar al país sin tristeza.
Vamos a ver la montaña
todavía no vista, caminante,
aguantando esta tristeza.