戯れ歌にも値せず

とうとうやりやがったか、あの■■は。昨年暮れ近く(12月17日)下のような戯れ歌を一つ作ったが、今回はその元気もない、というより、戯れ歌にも値しない愚挙・暴挙である。こうなった以上、後はあの■■を政権の座から引き摺り下ろし、新たな閣議決定で今回の決定を反故にするしかないっしょ。それには現政権を歴史的大敗に追い込む総選挙を待たなけりゃならんけど、それまでさらに怒りを燃やし、溜め込み、滾らせ、それを一気にぶちまけることですなー。何っ、それまで怒りが続かない? なんとーおっしゃるウサギさん、こちとら持久戦なら大得意のカメさんでっせ、何年でもじっくりしつこく攻めまっせ。

1. 「国家」という高級玩具弄ぶ、ほらそこのガキ、
   「戦争を知らぬ子供たち」、てめえらの父さん爺さんたちゃ
   そんな風にして愚かな戦争をおっぱじめた
   度胸のないガキども、もっと丹田に力を入れろ
     落ち着けー、どうってこたねーから

2. どの国の政治家もいずれそろってアホばかり
   度胸も無いのにチキンレース
   でもてめえらの火遊びから
   とんだとばっちりを受けるの、おいらたち
     落ち着けー、どうってこたねえから

3. ともかくよー、原発作りてーなら
   てめえたち、原発側で暮らすべー
   ともかくよー、戦争したいなら
   てめえたち、鉄砲担いで最前線へ
     落ち着けー、どうってこたねえから

   さあさ踊りましょ、輪になって(あゝしんど)
   さあさ踊りましょ、アホ音頭(ばっかみたい!)
      ―――舞台暗転―――

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佐々木 孝 について

佐々木 孝(ささき たかし、1939年8月31日 – 2018年12月20日)は、日本のスペイン思想研究者。北海道帯広市生まれ。2歳から引き揚げまでの5年間を旧満州で暮らす。1961年上智大学外国語学部イスパニア語学科在学中にイエズス会に入会。5年半の修道生活の後、1967年同会を退会、還俗する。同年上智大学文学部哲学科卒業。1971年清泉女子大学講師、助教授を経て、1982年教授となる。1984年常葉学園大学(現・常葉大学)でスペイン語学科の草創に参加。1989年東京純心女子短期大学・東京純心女子大学(現・東京純心大学)教授。その間、講師として専門のスペイン思想、スペイン語を東京外国語大学、駒澤大学、法政大学、早稲田大学などの大学でも教える。2002年、定年を前に退職、病身の妻を伴い福島県原町市(現・南相馬市)に転居。以後16年にわたり、富士貞房(ふじ・ていぼう、fuji-teivo、――スペイン語のfugitivo「逃亡者」にちなむ)の筆名で、専門のスペイン思想研究を通じて確立した人文主義者としての視点から思索をつづったブログ「モノディアロゴス(Monodialogos: ウナムーノの造語で「独対話」の意)」を死の4日前まで書き続けた。担当科目はスペイン思想、人間学、比較文化論、スペイン語など。作家の島尾敏雄は従叔父にあたる。 2018年12月20日、宮城県立がんセンターで死去(享年79)。
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戯れ歌にも値せず への1件のコメント

  1. 阿部修義 のコメント:

     民主主義のもとで選挙で現政権が生まれたわけですが、民主主義とは衆愚主義の別称のように私は感じています。現政権は世襲議員の連帯で構成されていて、元総理の子供や孫が幅を利かせている組織だと私は解釈しています。当人の能力ではなく親や祖父が自民党内でどういう地位にいたかが重要なわけですから極めて視野が狭く、世間で言われている勝ち組の論理で物事を判断(決定)していく危険性を多分に秘めています。今回の集団的自衛権の行使を判断するのが、この人たちということが最大の問題です。大岡昇平の『野火』の中に出て来るような修羅世界の陰影を私は感じます。

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