コンサートのお知らせ


第四回 Library Concert 

 守口さんがコメント欄で義兄(もしかして義弟かな?)について訊いていますが、ちょうどいい機会なので、コンサートのお知らせを兼ねて菅さんの紹介をします。


~~ライブラリー・コンサート「名曲にひそむ文学の影」~~

12月6日  16:00 開場 16:30 開演
場 所  南相馬市中央図書館 1F 雑誌コーナー

第一部  ♬ ホームソング・メドレー
     ♬ 宵待草 (作曲・多忠亮 作詞・竹久夢二)など他に12曲
第二部  ♬ ワルツ(ショパン)
     ♬ オリエンタル(グラナドス)など他に6曲
演奏家   菅 祥久(ピアノ)
      川口彩子(ヴィオラ)
      浦崎玲子(フルート)

 菅さんと川口さんは Duo Sphere(デュオ・スフィア)というユニットで各地の演奏会で活躍している演奏家です。『歌への旅立ち』というタイトルで既に2枚のCDを出しています。アマゾンで購入できます。で、その菅さんのことですが、そのCDジャケットに書かれている略歴をそのままご紹介します。

 国立音楽大学卒業。ポーランドに留学、ワルシャワ国立音楽院でB. ムシンスカ女史のもとで研鑽を積む。
 帰国後、ソロ・リサイタルを13回行う。そのうち1978年には、ポーランド文化省主催コンサートをワルシャワ音楽院大ホールで行う。また1978年11月イイノホールでのリサイタルに於ける本邦初演の「ベートーヴェン: 第9交響曲のピアノ版(リスト編曲)」の全楽章演奏が話題となる。他にデュオ・リサイタル。1992年5月、読売日本交響楽団、1993年3月、東京交響楽団と共演。

 まだ続いてますが、今日はちょっと疲れたので、ここで止めておきます。実は今日も介護のことや、クリニックへ薬を貰いに行って、ついでにインフルエンザの予防注射などしてもらったので疲れました。川口さんも菅さん同様、大活躍の演奏家ですが彼女については日を改めてご紹介します。
 ともかく、6日の演奏会、お近くの方は是非会場までいらしてください。入場料は無料です。下手な(?)コンサートホールよりもここの中央図書館はこれまでもとても良い雰囲気の演奏会会場になってます。

※ 追記 今朝は少し元気が戻ったので、川口さんの略歴もご紹介する。ただし菅さんの場合と同じく、大幅に省略している。音楽界にはズブの素人なので、省略の仕方に遺漏あるはず、そこはご勘弁を。

川口彩子 東京芸大音楽学部卒、同大学院研究科修了。
 1974年に米国ボストン大学で、L. シュアー氏に室内楽を学び、ハーバード大学などでコンサートを行う。
 1965年東京ハルモニア室内オーケストラの創立に加わり、2004年の退団まで “パリ夏の音楽祭”、“メニューイン音楽祭” など海外・国内での数多くの音楽祭に参加。1989年からはスフィア・アンサンブルを主宰、全国各地で公演。近年は邦楽演奏家との共演など活動は多彩である。

アバター画像

佐々木 孝 について

佐々木 孝(ささき たかし、1939年8月31日 – 2018年12月20日)は、日本のスペイン思想研究者。北海道帯広市生まれ。2歳から引き揚げまでの5年間を旧満州で暮らす。1961年上智大学外国語学部イスパニア語学科在学中にイエズス会に入会。5年半の修道生活の後、1967年同会を退会、還俗する。同年上智大学文学部哲学科卒業。1971年清泉女子大学講師、助教授を経て、1982年教授となる。1984年常葉学園大学(現・常葉大学)でスペイン語学科の草創に参加。1989年東京純心女子短期大学・東京純心女子大学(現・東京純心大学)教授。その間、講師として専門のスペイン思想、スペイン語を東京外国語大学、駒澤大学、法政大学、早稲田大学などの大学でも教える。2002年、定年を前に退職、病身の妻を伴い福島県原町市(現・南相馬市)に転居。以後16年にわたり、富士貞房(ふじ・ていぼう、fuji-teivo、――スペイン語のfugitivo「逃亡者」にちなむ)の筆名で、専門のスペイン思想研究を通じて確立した人文主義者としての視点から思索をつづったブログ「モノディアロゴス(Monodialogos: ウナムーノの造語で「独対話」の意)」を死の4日前まで書き続けた。担当科目はスペイン思想、人間学、比較文化論、スペイン語など。作家の島尾敏雄は従叔父にあたる。 2018年12月20日、宮城県立がんセンターで死去(享年79)。
カテゴリー: モノディアロゴス パーマリンク

コンサートのお知らせ への3件のフィードバック

  1. 阿部修義 のコメント:

     グラナドスのスペイン舞曲「オリエンタル」をユーチューブでピアノとギターとヴァイオリンの演奏を何曲も聴きました。生まれて初めて私はこの曲を知りましたが、先生の選曲でしょうか。この曲を言葉で表現する能力は私にはありませんが、コンサートの副題に「名曲にひそむ文学の影」とありますが、これも先生が添え書きされたのかと想像しています。おそらく、先生のお好きな曲なんだと私は思います。私も久しぶりに心に響く曲に何度も聴き入ってしまいました。

  2. アバター画像 fuji-teivo のコメント:

    私もグラナドスの曲は大好きですが、私の選曲ではありません。選曲は演奏者三人が練習をしながら決めていったものと思います。もし私が次回リクエストできるなら、カタルーニャ民謡の「鳥の歌」を演奏してもらいたいのですが、ヴィオラのための編曲があるのでしょうか。カタルーニャでは鳥たちがpeace,peace,peaceと鳴いてます、とカザルスは1971年国連で演奏する前に言いました。本当にこれほど「平和」への深い思いが込められた曲はないと思います。聴くたびに涙が出てきて止まりません。
     副題も私のではありません。たぶん川口さんの発想かな? 演奏会のあと、拙宅でささやかなパーティーをするので、そのとき訊いてみます。

  3. アバター画像 fuji-teivo のコメント:

    S君
     それは残念。でもこれは毎年恒例の行事になるので(少なくとも関係者はそう願ってます)次回を楽しみに。今回、我が家の留守番を辻君(おっと彼の生徒が見ていたらまずい、辻先生です)にお願いすることにしました。いつかS君にも時間が空いている時に留守番を頼むことがあると思いますが、その時はどうぞ宜しくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください