お知らせ

急なお知らせで恐れ入りますが震災後『こころの時代』で二度ほど取材を受けた鎌倉さんの新作が今晩放映されます。私自身とても興味あるテーマです。皆様もご都合のつく方は録画するなどしてぜひご覧になって下さい。


皆様 (このメールはお世話になっている皆様にBCCにて送信しています)

寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日放送の番組を担当しましたので、是非ご視聴いただければと思い、ご連絡申し上げます。

【番組名】 BS1スペシャル「それでもジャパニーズドリーム~日系南米人集住団地の冬~」
【放送日】 本日2月24日(水) よる21:00~21:50 (正味49分番組)
【放送波】 NHK衛星第一放送(BS1) 全国放送
【HP】http://www4.nhk.or.jp/bs1sp/

今年初頭の国会で、日本政府は少子高齢化・人口減少を前に、労働力確保や介護の必要性から外国人労働力の活用を掲げたものの、「いわゆる移民政策は全く考えていない」と言明。
しかし、実態は、1990年の改正入管法施行以来、急増した「日系外国人」たちが、日本での定住資格を与えられる事実上の「移民」でありながら、福島の除染作業や工場での過酷な「単純労働」などの現場で「労働力」として下支えしてきた。「結局、日本は労働力は欲しいが、生きている生活者は入ってきて欲しくないことがわかった」。現場の声である。
今回の番組の舞台は、静岡県磐田市にある団地。居住者の大半が外国人で、この地域に集中する自動車部品などの工場で主に派遣労働者として働く。
入管法改正から四半世紀たった今、日本に生まれ育ち、父母の祖国を知らない「日系4世」世代が進学や就職の時期を迎えた。
その多くは、「移民は受け入れられない」とする日本で、生活者として生きていけるか、将来に不安を抱え、このまま日本に残るか、母国に戻るかの選択に揺れている。

受信世帯が限られた衛星放送のため、視聴いただけない方は残念ですが、お時間ある方は是非、ご笑覧下さい。

NHKチーフ・ディレクター
鎌倉英也                                  


※ 重い主題を多角的に、しかも的確に描いた番組でした。それにしても今後の深刻な少子化社会を考えるとき、ただ安い労働力としてしか外国人を見ようとしない日本社会・政治の排他性・独善性をどう是正していくか、じつに深刻な問題である。外国人問題を日々抱えている地方の首長たちの苦悩を全く理解していない、いや理解しようともしない安部首相の国会答弁のおぞましさ、異様な軽さが際立つ。
 さあますます「平和菌」作りを加速させねば(現在やっと280冊)。特に「平和菌の歌」の5の精神が緊急に必要になってきた。

  5 飛ばそ撒きましょ 平和の菌を
    みごと咲かせよ 心の園に
    あなたと私の垣根を越えて
    国境線さえ消してゆく
    ケセランパサラン、コモパサラン

※※ 再追記
 高浜原発の延命画策など3.11から何も学んでこなかったアホどもに、いまこそ「平和菌の歌」の4を投げつけたい。つまり外国人労働者問題などすべての問題は同根だということだ。

  4 原爆・原発 被った今も
    懲りずに推進求めるアホは
    ほんわか菌を浴びるがよろし
    まことの幸せ 見えてくる
    ケセランパサラン、コモパサラン

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佐々木 孝 について

佐々木 孝(ささき たかし、1939年8月31日 – 2018年12月20日)は、日本のスペイン思想研究者。北海道帯広市生まれ。2歳から引き揚げまでの5年間を旧満州で暮らす。1961年上智大学外国語学部イスパニア語学科在学中にイエズス会に入会。5年半の修道生活の後、1967年同会を退会、還俗する。同年上智大学文学部哲学科卒業。1971年清泉女子大学講師、助教授を経て、1982年教授となる。1984年常葉学園大学(現・常葉大学)でスペイン語学科の草創に参加。1989年東京純心女子短期大学・東京純心女子大学(現・東京純心大学)教授。その間、講師として専門のスペイン思想、スペイン語を東京外国語大学、駒澤大学、法政大学、早稲田大学など他大学でも教える。2002年、定年を前に退職、病身の妻を伴い福島県原町市(現・南相馬市)に転居。以後16年にわたり、富士貞房(ふじ・ていぼう、fuji-teivo、――スペイン語のfugitivo「逃亡者」にちなむ)の筆名で、専門のスペイン思想研究を通じて確立した人文主義者としての視点から思索をつづったブログ「モノディアロゴス(Monodialogos: ウナムーノの造語で「独対話」の意)」を死の4日前まで書き続けた。担当科目はスペイン思想、人間学、比較文化論、スペイン語など。作家の島尾敏雄は従叔父にあたる。 2018年12月20日、死去(享年79)
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