カウンター設置

お気づきの方もおられると思いますが、昨夜からこのブログ専用のカウンターが設置されています(私も先ほど気がついたばかりですが)。十年近くパソコンを使ってますが、しかし基本的な勉強を怠って、技術的なことはすべて■にまかせてきました。ですから、とうぜん従来からのホームページと、「モノディアロゴス」がそうであるようなブログとの違いが分かりません。ともかく、ホームページに前からあったカウンターではブログへのアクセスの状態が全くつかめませんでした。それで彼に頼んで、「モノディアロゴス」独自のカウンターを付けてもらったのです。右下に昨日と今日の訪問者の数が出ています。
 訪問客が何人あったか、など本当は気にしない方がいいのでしょうが、それだとまるで真空の中の徒手空拳のような感じで、なにか張り合いがありません。毎日とは言わないまでも定期的に安否を気遣ってくれるお友だちを何人かすぐ思い浮かべることができますが、しかし痕跡がないことにはやはり不安が募ります。だれも見てくれなかったのでは、という不安です。もちろんカウンター設置で、訪問客があまりに少ない、時には一人も居なかったことが分かって、数を知らないときより落胆することもあるわけですが、辛くとも真実を知る悲しみの方が耐えられます。
 なんて、女々しいことはこれまで。
 ようやくここに来て、製本屋の仕事も一段落です。明日からまた気を引き締めて、でもできれば楽しいことを書いていきます。『モノディアロゴス』は、要するに「人生の応援歌」なのですから。

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佐々木 孝 について

佐々木 孝(ささき たかし、1939年8月31日 – 2018年12月20日)は、日本のスペイン思想研究者。北海道帯広市生まれ。2歳から引き揚げまでの5年間を旧満州で暮らす。1961年上智大学外国語学部イスパニア語学科在学中にイエズス会に入会。5年半の修道生活の後、1967年同会を退会、還俗する。同年上智大学文学部哲学科卒業。1971年清泉女子大学講師、助教授を経て、1982年教授となる。1984年常葉学園大学(現・常葉大学)でスペイン語学科の草創に参加。1989年東京純心女子短期大学・東京純心女子大学(現・東京純心大学)教授。その間、講師として専門のスペイン思想、スペイン語を東京外国語大学、駒澤大学、法政大学、早稲田大学など他大学でも教える。2002年、定年を前に退職、病身の妻を伴い福島県原町市(現・南相馬市)に転居。以後16年にわたり、富士貞房(ふじ・ていぼう、fuji-teivo、――スペイン語のfugitivo「逃亡者」にちなむ)の筆名で、専門のスペイン思想研究を通じて確立した人文主義者としての視点から思索をつづったブログ「モノディアロゴス(Monodialogos: ウナムーノの造語で「独対話」の意)」を死の4日前まで書き続けた。担当科目はスペイン思想、人間学、比較文化論、スペイン語など。作家の島尾敏雄は従叔父にあたる。 2018年12月20日、死去(享年79)
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