お知らせ


論創社版『原発禍を生きる』の発売予定

 ただいま順調に出版までの最後の段階を進んでいるようです。今月24日に一部の新聞に広告が出るそうですので、間違いなくその日には書店に並ぶはずです。初版部数はごく小部数ですので、書店で買えない恐れがあります。とは、巧妙な私の宣伝文句。いや実際に手堅い真面目な出版社なので、初版はごくごく控えめにしたそうで、確かに皆さんの予想よりはるかに少ないことは事実です。私としても初版が売れ残ったりしたら、出版社に多大のご迷惑をかけることになりますので、もう少し多くなどとはとても言い出せませんでした。
 かくなる上は、初版が数日のうちに売り切れ、急いで2刷を準備するようになれば、と思い切り希望を膨らませております。いずれにせよ確実にお求めになるには、近所の本屋さんに予約なさる方がいいとは思います。もちろんこれも著者の巧妙な宣伝方法と誤解(いや正解?)されるかも知れませんが…
 でも私の他の本とは違って、この本は現在、事故の収束に向かって、いやそのためには役立ちません、つまり一日も早い復興に向けて努力なさっている行政の皆さんへの辛口の注文(現に政界筋にパイプをお持ちの或る方は菅総理に一冊届けるとおっしゃってます)、そして今なお原発禍に苦しんでおられるたくさんの方々への激励、そして被災地復興のために心を寄せておられる全ての善意の人たちへの一つのご報告として、ぜひ読んでいただきたいと強く願っております。どうぞ、ご親戚の方やお友だちなどによろしくお薦めいただければ幸いに思います(慣れない口上で汗が出てきました)。
 言い忘れました。著者名は、今回は富士貞房ではなく佐々木孝となってます。それからお値段は本体1,800円+税です(フーッまた汗どっと出ました)。

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佐々木 孝 について

佐々木 孝(ささき たかし、1939年8月31日 – 2018年12月20日)は、日本のスペイン思想研究者。北海道帯広市生まれ。2歳から引き揚げまでの5年間を旧満州で暮らす。1961年上智大学外国語学部イスパニア語学科在学中にイエズス会に入会。5年半の修道生活の後、1967年同会を退会、還俗する。同年上智大学文学部哲学科卒業。1971年清泉女子大学講師、助教授を経て、1982年教授となる。1984年常葉学園大学(現・常葉大学)でスペイン語学科の草創に参加。1989年東京純心女子短期大学・東京純心女子大学(現・東京純心大学)教授。その間、講師として専門のスペイン思想、スペイン語を東京外国語大学、駒澤大学、法政大学、早稲田大学など他大学でも教える。2002年、定年を前に退職、病身の妻を伴い福島県原町市(現・南相馬市)に転居。以後16年にわたり、富士貞房(ふじ・ていぼう、fuji-teivo、――スペイン語のfugitivo「逃亡者」にちなむ)の筆名で、専門のスペイン思想研究を通じて確立した人文主義者としての視点から思索をつづったブログ「モノディアロゴス(Monodialogos: ウナムーノの造語で「独対話」の意)」を死の4日前まで書き続けた。担当科目はスペイン思想、人間学、比較文化論、スペイン語など。作家の島尾敏雄は従叔父にあたる。 2018年12月20日、死去(享年79)
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お知らせ への6件のフィードバック

  1. 松下 伸 のコメント:

    いよいよ本になるのですね、
    おめでとうございます。
    知り合いの書店に注文します。
    私は、町の図書館にもリクエストするつもりです。
    司書の職員さんは、良い本を求めていますから、
    内容の良さと時宜にかなった本であることを、
    説明すれば、間違い無く、とってくれます。
    友人、知り合いの住む町の図書館にも、
    リクエストを薦めるつもりです。
    中には、随分選書眼のある司書さんもいて、
    実に上手に書評を書いて紹介してくれる時もあります。
    公立の場合、ネットでも紹介されますので、
    短期間に、広く知ってもらえると思います。
    ブログには沢山のお客様がみえます。
    すごいネットワークになると思います。
                              塵(営業)

  2. 松崎孝子 のコメント:

    早速本屋さんで予約しました。
    待ち遠しいです。

  3. HC のコメント:

    再放送の件;私は昨日ユーチューブで観ました。
    http://www.youtube.com/watch?v=lq4xuXFKlDk

  4. アバター画像 fuji-teivo のコメント:

    山本眞理さん
     このブログはそうした資料提供の場ではありません。申し訳ありませんが他のところへ持ち込んでください。悪しからず。

  5. 山本眞理 のコメント:

    失礼いたしました。資料提供の場ではないという点よく理解できました、ブログは根ということ考えながら拝読させていただいております。徐さんとの対話のユーチューブ拝見してこちらにたどりつきました

  6. アバター画像 fuji-teivo のコメント:

    高橋さん、山本眞理さん、分かっていただいて嬉しく思います。うまい喩えでないかも知れませんが、私自身も、たぶんここに集ってくださってる皆さんも、言うなれば羽を休めて、ほっと一息する場所であってほしい、そして日ごろ忙しさ慌しさの中でとかく忘れがちな自分を見つめ直したり、本当の自分を見つけたり、そしてそのリフレッシュされた姿で新たな友だちを探す、そんな場所であってほしい、と考えてます。今後ともどうぞよろしく。

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