夜、本当にもう久しぶりにスペイン語の本を読む。ゴメス・オルティグエラの『行間のルイス・ビーベス』という本である。読解力は退化していないと思う。しかしなんとゆっくりと字を追っていることか。ということは読解力が低下したということか。心してリハビリに努めないと、そのうち本当に頭がついていけなくなってしまうかも知れない。
階下をもう少し整理して、日に何時間は研究室に入るような気持ちで机に向かい、読書や調べものをしなければ、と思う。先輩のI氏は今年から非常勤講師も辞めて、毎日下町の研究室と称する別マンションの部屋に通って、ここ数年来追い求めてきた研究テーマの成果をまとめておられる。おまけに彼は持病の再発を防ぐための薬を飲みながらの精進なのだから、一応は健康な身でありながらの私のテイタラクは恥ずかしいことなのだ。
それにしてもギックリ腰は悔しい限りである。でもようやく痛みは退いてきたようだ。午後はスーパーに車で行き、妻をボディガードに仕立てて、店内用のカートをゆっくり押しながら買い物をした。お米が切れていたので、少し割高だが「ひとめぼれ」の新米10キロを買った。夕食で焼いた秋刀魚と一緒に食べたが、実に美味しかった。せっかく米どころに住んでいるのだから、ごはんくらいはケチらないで美味しいものを食べよう。
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※本文中の太字、朱書き、アンダーライン、マーカー等の処理はすべて、死後、息子によって為されたものです。
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