朝八時半過ぎ、約束どおりY建業のTさんが、天井裏の掃除に来てくれた。つまり先日瓦を葺き替えたときに落ちたかなりの量の土砂を掃除機で吸い上げに来てくれたのだ。40分ほどで終わったが、やはりセメント袋に二つ分とかなりの土砂が落ちていた。お礼の気持ちとして、お孫さんへの小さなプレゼント(おもちゃのカスタネットとおもちゃの下駄) を差し上げた。そのあと先日カインズホームから買った物置が届いた。これもおよそ一時間弱で設置が終わった。たたみ一畳分以上の大きさだから、かなりのものが収納できる。これで今年の家のリフォームは一応すべて完了ということになった。あとは少しずつ、片付けたり整理したりするだけだ。まずはバッパさんのところに仏間から仏壇を運んで…まっゆっくりやるさ。
夜、クッキーのお尻あたりがどうにも汚くなったので、風呂場で盥にお湯を張って洗った。もしかしてこれが彼には初めてのお風呂かも知れない。すごく気持ちよさそうだった。これからも時々このお風呂に入れよう。
佐々木 孝 について
佐々木 孝(ささき たかし、1939年8月31日 – 2018年12月20日)は、日本のスペイン思想研究者。北海道帯広市生まれ。2歳から引き揚げまでの5年間を旧満州で暮らす。1961年上智大学外国語学部イスパニア語学科在学中にイエズス会に入会。5年半の修道生活の後、1967年同会を退会、還俗する。同年上智大学文学部哲学科卒業。1971年清泉女子大学講師、助教授を経て、1982年教授となる。1984年常葉学園大学(現・常葉大学)でスペイン語学科の草創に参加。1989年東京純心女子短期大学・東京純心女子大学(現・東京純心大学)教授。その間、講師として専門のスペイン思想、スペイン語を東京外国語大学、駒澤大学、法政大学、早稲田大学など他大学でも教える。2002年、定年を前に退職、病身の妻を伴い福島県原町市(現・南相馬市)に転居。以後16年にわたり、富士貞房(ふじ・ていぼう、fuji-teivo、――スペイン語のfugitivo「逃亡者」にちなむ)の筆名で、専門のスペイン思想研究を通じて確立した人文主義者としての視点から思索をつづったブログ「モノディアロゴス(Monodialogos: ウナムーノの造語で「独対話」の意)」を死の4日前まで書き続けた。担当科目はスペイン思想、人間学、比較文化論、スペイン語など。作家の島尾敏雄は従叔父にあたる。 2018年12月20日、死去(享年79)