緊急発信いくつか

以下、時系列(?)から言うと、掲載順序は最新のものが先に来ていますのでよろしく。

三月二十六日午前八時

 お早うございます。皆さん、お元気ですか。私は本当の(?)被災地で今この瞬間にも大変なご苦労をされている方々には申し訳ないのですが、久し振りに昨夜はゆっく寝ました。恥ずかしながら、セーター、ズボンを穿いたままでしたが。さて窓外を見ると、少し寒そうですが以前と変わらない長閑で平和な光景が広がってます。
 例の環境放射能測定値ですが、当南相馬市ではずっと連続して下がって、今朝の七時現在1.18マイクロシーベルトです。ちなみに県知事が奮闘遊ばされている県都はその三倍の3.97です。もちろんこれで安心することなく、今後もずっと見守っていきます。


三月二十五日 零時四〇分

 久し振りに、とりあえずの安心感に包まれて寝につこうと思っていた矢先、変なニュースが入ってきた。枝野官房長官(でしたか?)が、屋内退避区域にも、放射線の危険という意味ではなく、物資不足という意味から避難勧告を検討中というニュースだ。冗談じゃない! 現にこの町の住人は不自由な避難所あるいは一時身を寄せていた知人・親戚の家からわが家に戻る人が増えている。また市役所に頻繁に出入りしている畏友西内氏の確かな情報に拠れば、市役所にはすでに一万人分を越える食料が到着している。枝野さんはこういう現地の実情を知っているのだろうか。第一、だれにもすぐ分かることだが、新たに避難場所を確保し市民を移動させるより、物資搬入に関して国が運送業者などに強く要請する方があらゆる点で数倍も賢い方法であろう。というと…こうした発言の裏には「真相」が隠されているのでは…、原発の被害は実はもっとヤバイものになってきたのでは…、という疑いが生じるのは当然の成り行きである。
 だから枝野長官の記者会見といっしょにそうした「真相」を伝えてくれた人に、こう返事した。失礼だが、あなたも現場にいる切羽詰った当事者の心をまだご存じないようだ。私たちにとって、そうした「真相」ほど実は怖ろしいものは無い。現にこの町に起こったことは、まさにそうした「真相」が一人歩きし、肥大化したことから生じたのだ。どうぞそういう「真相」を教えてくださるなら、まずその「真相」の真相を探ってからにして欲しい、と。
 いまのところ、一時間毎に発表されている環境放射線測定値や飲用水放射能測定結果、さらには東日本全体の風向き(これが実は最も重要!)を絶えずチェックした上で、私としては枝野長官の言葉に裏はないのでは、ただいささか賢明さに欠けた浅はかな見解なんだろうな、と思っている。
 だからここで皆さんにお願いしてきた日本郵便や運送会社各社への抗議と同時に、いやそれより先に、現状打開策に行き詰まっている政治家や政府諸機関への要請というより抗議をすべき時になったのかな、と思っている。どうでしょう、みなさん。
 ともかくこちらがダウンしたら、事態はいよいよおかしくなるので、今晩はともかく寝ます。皆さんおやすみなさい。明日、いやもう今日になった、元気でお会いしましょう。


三月二十四日午後五時

 さきほど、町に戻ってきたI医師からばっぱさんと私の二週間分の薬をもらってきた。さっそく市内の病人を往診している彼の話によると、市民たちが少しずつ町に帰ってきているそうだ。彼は明日から、残っている数少ない医者たちでチームを作り、市民の健康を守る運動を始めるという。ばんざーい!!!
 ただクリニックからの帰途、飼い主に置いていかれたと思われる一匹の白い老犬が、町を彷徨っていた。騒乱の中で被害を受けるのはいつも病人、高齢者そして動物なのだ!!!!
 今これを書いている部屋から外を眺めると美しい夕焼けが空いっぱいに広がっている。自然は残酷だが、またなんと美しく、そして荘厳なものか!
 ところで皆さんに心からなるお願い一つ。ツィッターでもケータイでもなんでもいいです、30キロ・ラインの呪いに怖れをなして、すぐ隣町まできた荷物をこの南相馬市まで配達しないという実に馬鹿げたことをやっている日本郵便、そしてクロネコや飛脚に抗議の声を発信してください!日ごろからサービスを売りにしている会社が、こんな情けない態度のままでいることに怒りの声を届けてくださーい。お願いします。


三月二十三日(水)午後四時

 実はひそかに心配していたのは、私の持病の薬(何であるかはヒミツ)とばっぱさんの薬(特に持病というほどのものではないが)のことであった。それで何人かの友人に災害時の特例として事情を話して薬局で薬を購入してもらえないかお願いしていた。ところが、ここに何度も登場願っている西内君がまた食料を届けに来た折、いつもかかっているクリニックの医師が戻ってきたとの朗報を得たのである。あゝありがたい!
 また十和田にいる兄が佐川急便で送った荷物が隣町の相馬市営業所まで来ているのに届けないでいることを知り、営業所にかけあうより本社(どこか知りませーん)に、朝日新聞と東京新聞で記事になっている者(?)だが、事態が終息したときに非難にさらされないよう、極力善処方を頼む、とメールした。新聞の威力てきめんでしょうか、先ほどその営業所から連絡が入り、何とか届けるとのこと。こういうことなんですわ。ですから皆さん、皆さんのメールやインターネットは威力ありますよ、どうぞ事態の正常化に向けて通信機器を最大限使いましょう。重ねてお願いいたします!


三月二十三日(水)午前七時四十五分

 或る応援メッセージに対する返事として

 おはようございます。メールありがとうございました。私の決断に対して賛否両論があるとおっしゃいましたが、私としてはそんなことはどうでもいいこと、ただ今出来ることのうち少なくとも最善と思ったことを選択したまでです。もちろん私が絶対正しいなどと夢にも思っていません。私の発信していることを冷静に読んでいただければそれはお分かりのはずです(暫定的信について)。ともあれ、事態の一刻も早い終息を祈るばかりです。外から見ると大変なところに見えるでしょう。でも本当のことを言えば申し訳ないくらい平穏な時間を過ごしています。いつもの通り温かなご飯を腹いっぱい食べ(太りすぎに注意!)、電気や水道をふんだんに使い(もしかするとこの震災で料金の請求はないのでは、などとズルイ考えの下に)快適なのです。どうか今しばらく、そのままの応援方お願いいたします。


三月二十二日(火)午後十一時二〇分

 テレビを点けると、まるで出来の悪い生徒がホームルームの司会をしているような不安院、おっと間違えた保安院、の記者会見。しっかり準備して(といってデータの捏造はいけませんぞ)会見に臨んで下さい。じゃなければ不安になるだけ。もちろんすぐ別のチャンネルに換えますが。久し振りにパジャマに着替えて寝ましょうか今晩は。おっと書き忘れるところでした、今日午後六時の南相馬市の環境放射線値は1.76マイクロなんとかだそうです。ありがたい、下がってますなあ。


三月二十二日(火)午前十一時二〇分 曇り

 今朝、佐藤直子記者が書いてくださった記事をネットの「東京新聞」で読む。私の言いたかったことが過不足なくまとめられていることを嬉しく思う。
 たくさんの方々から応援のメッセージを頂き、本当に力づけられている。もちろん中には「戦場特派員」然と突っ張っていないで避難しろ、というありがたい(!)勧めも混じっている。このブログをしっかり読んでいただければ分かることだが、私にはそんな気は毛頭なく、また「敢えて危険を選んで」いるのでもない。
 ともかく私の言いたいことは今のところほぼ言い尽くしたので、今さら戦場実況報告なんぞを続ける積もりはない。私のメッセージが多くの人の心に届きますように!また書きたいことが出てきたときに書きます。皆さん、ありがとう! 共にしたたかに生き抜きましょう!


三月二十一日(月)午後二時十分

 いま日付を見て震災から十日経っていることに正直びっくりしている。今朝の朝日新聞を見て、たくさんの人からメールをいただいている。その方々にはこんなお返事をさし上げている。

「力強いエール、ほんとうにありがたいと思います。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。新聞だけでは哀れな小鳥の姿しか伝わらなかったようですが、本当はブログにあるように、大いなる勇気(ハッタリ?)とかなりの量の怒りを糧にしながらがんばってます。どうぞブログが出来るだけ多くの人に読んでもらえますよう、ご尽力下さい。そうしたら小鳥の声がもう少し野太く響くでしょうから。お願いいたします。ではまた。」

 上の言葉に今付け加えるとしたら、こんな言葉である。

「食料などのことご心配いただき本当にありがたく思います。私たちのところまではまだのようですが、徐々に物が届きつつあるようです。我が家ではまだ数日の余裕がありますが、いざと言うときには親戚やご近所の留守宅に押し入って(?)、米びつなどから調達してくるつもりです。お帰りになったときに、丁重なるお詫びとお礼の言葉とともにお返しすればいいんですから。いや、そう考えると、この籠城生活はまだまだ持ち堪えられます。ともあれ、それでもヤバクなったらSOSを発しますから、すぐ近くの原町第二小学校校庭に食料を投下するよう、皆さまからしかるべき筋(?)にご連絡方お願い申し上げます。ではまた。」

 事故発生から一週間ほどは、居間の電気やテレビをつけっぱなしにし、私自身はほぼ着の身着のままで寝てましたが、昨夜は久し振りに風呂に入りました。恥ずかしい話ですが、以前は毎日入っていた風呂も家内の介助をしながら入るのはなかなかきつくなり、ここ一年ほどは(いや正直に言うとここ二年)一週間おきに入ってました。幸い脂性ではないものですから(?)、衛生上どうってことはありません。ですから震災前の最後の入浴から数えてみれば、もう二週間入っていないことになります。避難所の人たちが入浴しているのをテレビで見て、昨夜やっと入る気になったわけです。でも地震前から痛みはなさそうですが極端に歩行がおぼつかなくなった妻を入浴させる自信はなく、妻は今晩あたりお湯で絞ったタオルで体を拭いてやるつもりです。見苦しい話で恐縮です。
 ここからちょっとまじめな話。震災後からテレビを見続けていたが、今はもうほとんど見ないことにしている。時おり環境汚染を示すデータに気をつけているくらいである。ともかく今やマスコミを初め、日本中が集団ヒステリー症状、そこまで行かないとしても安っぽいセンチメンタリズムに陥っている。私のように奈落(とは大げさ、つまり被害現地)から見上げていると、ほんと胸糞が悪くなる。何々の専門家がしたり顔にコメントをのたもう。こちらからすれば、じゃそんなことを言うんだったら即刻テレビ出演をやめてそのご立派な意見をしかるべきところに行ってしっかり進言しなさいよ、と言いたくもなる。
 司会者などさも深刻な顔を作って、屁にもならない(下品でごめんなさい!)ことをしゃべっている。ほんと、奈落の底(やっぱ大げさ)から見ると、いまテレビなどで飛び交っている言葉がどれほど軽佻浮薄なものかが良く見える。でもこんなことを言っていると健康に悪いのでこの辺でやめよう。ではまた。

このブログをお読みいただいている皆さまへのお願い

 いつも皆さまから励まされ勇気を与えていただいていることを、改めて感謝申し上げます。おかげさまで、私たち一家は、みな元気でがんばっていますのでご安心ください。
 ただ県や市などの責任者たちが、ちょっと首を傾げざるを得ない施策を次々と打ち出していることを憂慮しています。下記に書いているのは、そのうちの一つです。また各種報道もそれをただ報じるだけで、だれも現段階では決してベストな選択ではないのでは、と疑問を呈することさえなく、ただただ同情的に報じるだけです。
 そこで皆さまにお願いです。私からも友人たちの助けを借りて各種報道機関などへ連絡しておりますが、皆さまの方からもお友だちなどに小生のブログをぜひ読んでくださるよう、メールなどで知らせていただきたいのです。ひとりの残留者のまことにささやかな主張ですが、できるだけ多くの人にこういう主張があることを知っていただきたいのです。どうぞよろしくお願いいたします。
 追記 小生の素性はホームページのプロフィール参照のことと付記していただければ幸いです。重ねてお願い申し上げます。


二〇日午後十時三十分

 どこからかは聞き漏らしたが、今日ひとりの業者がトラックでやって来て、町のほぼ中央にある広場に何トン(?)かの野菜を置いていったそうだ。それをテレビで知ったときはかなり時間が経っていたので、今回はありつけないだろうとあきらめていたところ、あの西内君がダンボールいっぱいの新鮮な野菜を届けてくれた。いるんですなーこういう無私の人が。
 たくさんの方から励ましのメールや電話がとどいて、本当に勇気づけられている。今朝は朝日新聞の福島総局と連絡がつき、私の主張を聞いていただいた。たぶん地方版だと思うが、明日あたりばっぱさんや愛の写真入りで記事になると思う。また夕方、東外大大学院で教えた古屋雄一郎さんのご尽力で東京新聞のS記者から電話で取材を受け、この方もたぶん明日あたり、同じく写真入りで記事になるはず。私のところにはいずれも届かないが、皆さん、お目に留まったら読んでください。
 本当は今晩も続けて書くつもりだったが、さすがに疲れました。これで失礼します。早く平和な日常が戻ってきますように!


愚かしい限りの病人搬送(19日夜11時半)

 いまNHKテレビは、南相馬市の病院や老人介護施設が次々と県外そして圏外(つまり原発より30キロの外)への病人や高齢者の搬送を始めていることを報道している。屋内退避指示ゾーンが示されているにもかかわらず、県など地方行政機関が次々とこのような指示を出しているわけだ。しかし現段階にあって、ベストの選択は、圏内に留まって、国や県に対して、医師やスタッフ、さらに薬品や食料を早急に補給するよう強く求めることなのだ。
 住み慣れた施設、使いなれた器材を使って従来どおりのサービスが受けられるよう国に求めるべきなのに、県や市町村は国の施策に対する不信のあまり、次々と「自主避難」の道を選んでいる。つまり国は、そうした県知事や市町村長に対して、早急に人的・物的援助を行なうから、当該地域の病院や老人介護施設は避難することなくそのまま留まるよう強く説得すべきなのだ。
 だれも言わないのではっきり言おう。いま各地の避難所にいる避難民(!)のうち、おそらく一割は、例えば南相馬市からの避難者のように、家屋も損壊せず電気や水道も通っている我が家を見捨てて過酷な避難所生活に入っているのである。もっとはっきり言えば無用な避難生活を選んでしまった人たちなのだ。差し障りがあるので、そして非難するつもりもないので具体的な話はしないが、私の知っている或る人は、この無用の生活を選んでしまった。高齢で病身であるにも拘らず、そして家屋損壊もなく、電気・水道が通っている我が家を離れて、たとえば30キロ圏外をわずか逸れた町の体育館で不便きわまりない避難生活をしている。
 あの三重のサークル(!)の魔術にひっかかってしまったのだ。つまりその人が避難生活を送っている場所は、この南相馬市より放射線の測定値が六倍もある場所なのに。笑うに笑えないケース。似たような事例は、私の周囲で数多く起こっている。
 確かに食料や生活必需品が底をつくのでは、という現実は恐怖心を煽る。しかし親鳥が餌を運んでくれることを信じて、精一杯口を開いて鳴く小鳥たちの図を思い浮かべて欲しい。一羽より二羽、多ければ多いほど声が遠くに届く。なのに巣から次々と逃れ出ていく小鳥たち。
 いやいやもっとはっきり言おう。私は今回の事故が最悪の局面を迎えたら、あるいはそこまで行かないとしても、放射線被害は東京を含めた東日本全体に及ぶと考えている。つまりその事実に対する覚悟を決め、次いでそこから逆算をすればいいわけだ。気持ちがずっと落ち着く。言い方を換えれば腹が据わる。つまり危険度がそう大して違わないちっぽけな範囲を右往左往するの愚を犯さない。
 太平洋戦争のあの戦禍を体験した日本人なのに、どうしてこれほどやわな精神の持ち主、付和雷同の民に成り下がってしまったのか。実に情けない! 
 半ば冗談に思っているのは、私の一家が県や市の行政組織から見放された場合、このブログを読んで下さっている方々に、自衛隊などのヘリコプターを派遣するようぜひ働きかけてもらいたい。南相馬市の佐々木一家が救いを求めているから至急救援ヘリを飛ばして欲しい、と。
 そのとき、つまり救助の自衛隊員が来たとき、98歳の老母はともかく、まだ体力が残っているこの私も、まるで瀕死の病人のようにぐったりした姿で(これ演技です)、たくましい自衛隊員の背におぶさって、貸切のヘリ(そういえばまだ乗ったことが無かった、これはいい機会!)で救出されるつもりだ。今まで貢いだ税金の還付金と思って大威張りでさ。
 いやいや冗談じゃなくそのときは皆さん、よろしくお頼み申します!


【息子追記】コメント欄で父が発した言葉をこちらに移す。

fuji-teivo(佐々木孝) のコメント:
2011年3月22日 14:28
親子といえどそれぞれ自らの判断で行動する権利があります。私の息子夫婦の場合も例外ではありません。つまり私の説得でここにとどまっているわけではありません。さらに事態がすこしでも悪化した場合、息子の一家に関してはすでに退路を準備中です。ただしその場合でも家内のこともあって、私たち夫婦は正式な避難指示が出るまで動かないつもりです。それは何度も言ってきたように、やせ我慢でも意地を張っているのでも、ましてや英雄気取りでもありません。ご好意はありがたいですが、以上が私の考えです。悪しからず。

fuji-teivo(佐々木孝) のコメント:
2011年3月22日 14:40
追記 ついでに言いますと、放射能測定値が一時間おきに公表されておりますが、南相馬市のそれは、昨夜6時現在、さらに下がって1.97(マイクロなんとか)で、これはもしかするとあなたのところ(どこにお住いですか?)より低いかもしれませんね。ちなみにこれまで一番高かった飯館村では最大値20台から現在はその半分に下がってます。あなたはその事実をご存知でしたか? もしかしてこの数値も大本営がでっちあげた偽の数値とでも?

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佐々木 孝 について

佐々木 孝(ささき たかし、1939年8月31日 – 2018年12月20日)は、日本のスペイン思想研究者。北海道帯広市生まれ。2歳から引き揚げまでの5年間を旧満州で暮らす。1961年上智大学外国語学部イスパニア語学科在学中にイエズス会に入会。5年半の修道生活の後、1967年同会を退会、還俗する。同年上智大学文学部哲学科卒業。1971年清泉女子大学講師、助教授を経て、1982年教授となる。1984年常葉学園大学(現・常葉大学)でスペイン語学科の草創に参加。1989年東京純心女子短期大学・東京純心女子大学(現・東京純心大学)教授。その間、講師として専門のスペイン思想、スペイン語を東京外国語大学、駒澤大学、法政大学、早稲田大学などの大学でも教える。2002年、定年を前に退職、病身の妻を伴い福島県原町市(現・南相馬市)に転居。以後16年にわたり、富士貞房(ふじ・ていぼう、fuji-teivo、――スペイン語のfugitivo「逃亡者」にちなむ)の筆名で、専門のスペイン思想研究を通じて確立した人文主義者としての視点から思索をつづったブログ「モノディアロゴス(Monodialogos: ウナムーノの造語で「独対話」の意)」を死の4日前まで書き続けた。担当科目はスペイン思想、人間学、比較文化論、スペイン語など。作家の島尾敏雄は従叔父にあたる。 2018年12月20日、宮城県立がんセンターで死去(享年79)。
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緊急発信いくつか への41件のフィードバック

  1. L.lawliet のコメント:

    こんにちは。栃木に住む15歳の新高1生です。新聞読ませていただきました。僕はこれを読んでいると、東京や僕が住んでいる栃木など比較的被害が少なかった地域による米や灯油の買占めに大変遺憾の思いがこみ上げてきます。彼らは灯油や食料を買い占めて被災地のことなんて何も考えていやしない!彼らがそれらを買い占めたことによりいったい何ができるのだろうか!そんなことをするくらいなら、全国各地で行われている募金に貢献したり、節電、節水に心がけたり、被災地への貢献はいくらでもあるんです。そして彼らが買い占めている食料などは被災地に送るべきだ!東京は間違っている。これからは買占めなどやめたほうがいいと思います。そして、僕も節水、節電に心がけます!互いに頑張りましょう!

  2. あおい のコメント:

    初めまして。
    あおいと申します。
    ・・・そらはひとつ・・・
    すてきなHPに出逢えたこと、今までも何度かアクセスしていたこと、勇気が無くてコメントできずにいたこと、ごめんなさい。。。

  3. themis のコメント:

    私は中国地方ですが、実にたくさんの人が今回の震災には心を痛めております。
    仕事柄、災害のたびに義援金の受付をするのですが、今回は人数も金額も桁外れに多いのです。
    そしてみんな「東北だけじゃなく、日本中が一緒に頑張らんといけんよな。」という思いでいっぱいです。
    私の住む地域からもレスキュー隊や給水車が向かいました。
    今私たちにできるのは、彼らが安心して作業できるように、彼らの留守を守ること。
    被災地域の方の援助に全力を尽くせるよう、サポートすることだと思っています。
    「本当なら今すぐ自分が行きたい!!」
    そういう声はたくさん聞けるのですが、実際に阪神大震災のボランティアとして行った友人には「素人は足手まといになるだけだ」と叱られました。

    一部買占めなど愚かな行為もあるみたいですが、少なくとも私の周りでは自治体を中心に「今何ができるか」冷静に対応しています。全国的に住宅の供給も聞かれますし、支援物資もたくさん集まっているようですが、輸送の関係で必要な地域にまで届けられていないのです。
    ガソリンが足りないとか道路が瓦礫で通れない、瓦礫を片付けようにも人力では無理で重機を使うには軽油が足りない。
    西日本には十分食料・日用品・ガソリンなどもあります。
    こちらでの販売価格をを値上げしても、供給を規制してもかまいません。
    たちまち命の危険に晒されることはありませんから。
    とにかく先に被災地域に回してあげてほしい…
    みんなその思いです。

    被災地の惨状を決して他人事とか思っていません。みんな毎日涙を流して心配しています。被害の甚大さを考えると軽々しい声をかけることなんてできませんが、今日本中が協力して祈っている現実を被災者の方にお伝えしたくコメントさせていただきました。
    もうしばらく不自由な生活が続くと思いますが、信じて待っていてください。
    絶対に見捨てたりしません!!

    東北だけ頑張れなんて言いません。
    一緒に頑張りましょう!!

  4. themis のコメント:

    すみません、初めての投稿で要領を得ず、下書きした途中からの投稿になってしまいました^^;

    今朝朝日新聞を拝見してこちらに立ち寄らせてもらった者です。
    「はじめまして」のご挨拶もなく、大変失礼いたしました。

  5. のコメント:

    北海道で今朝の記事とお写真を拝見しました。お孫さんと同年代の子を持つ親としてお考えを知りたくブログも読ませていただきました。
    大変感銘し、頭が下がる思いです。
    この度の震災の大きさの前では私に出来る事は今の時点では皆無に等しいですが、少しでもブログを広めてお考えと行動をみんなに知ってもらいたいと思います。多勢に流されやすい自分自身への自戒もこめて。

  6. はねる のコメント:

    始めまして岡山在住のはねるといいます
    今朝、朝日新聞に佐々木さんの記事が載っていたので
    ブログを見にきました。
    屋内退避生活お疲れ様です。
    診療放射線技師として今回の福島原発のニュースは気になります。
    日本人は放射能って言葉にはつくづく敏感なのだと改めて実感しました。
    正しい知識と、正確なデータが有れば混乱なく今までの生活ができるのにと屋内退避の住人が自主的に避難したニュースを見ていつも思います。
    不便な生活かと思いますがこれからも頑張ってください。

  7. すえ のコメント:

    私も朝日新聞を見て、こちらにきました。
    横浜にも佐々木さんの思い、伝わってますよ!

    「屋内退避圏内」からの退避のお話、大変考えさせられる内容でした。
    不安感や政府に対する不信感から、
    どうしても家を離れざるを得なくて、きっとさぞ苦しかったのだろうと思いますが、
    今ここで離れてしまったら、この先南相馬が安全になっても、
    「危険な町」という印象が先立って、安心して住めなくなってしまう気がします。

    わたしが今すぐにできるのは募金ぐらい。
    ですが、落ち着いたらきっと、なにかお手伝いに行きます。
    がんばってください!

  8. 大越 のコメント:

    こんにちは。はじめまして。今朝の朝日新聞を見てそちらのブログを知りました。
    私は東京在住ですが、会津若松出身で、今回の地震、原発事故について、新聞、ネット、テレビなどで大量の情報を得つつ、ひとつひとつ読み取っている状態です。
    大変な事態になりました。

    保育士をしていますが、同僚がクリスチャンで、教会を通じて、南相馬に支援物資を送るのは三回目だそうで、今回は、園児の家庭やOBに向けて募った所、ワゴン車二台分集まりました。微々たる量かもしれませんが、どなたかのお役に立つ事を願っています。

    これからも読み続け、何かお役に立てる事があれば協力したいので、ぜひ、発信し続けて下さい。そして、そのように考える方々も大勢いらっしゃると思います。

    皆さん、くれぐれもお体を大切になさって下さい。

  9. ユイコ のコメント:

    先生のお写真とメッセージ愛知県小牧市の朝日新聞にも届いています。

    ひとりでも多くのひとと心をひとつにすることができで本当に
    有難いです。 大学の友人からも多くの先生への励ましの
    言葉が届いています。 

    本当に具体的な救援が一日も早く
    届くように、途切れることの無いアピールを続けていきたいと
    思います。 

  10. たかゆき のコメント:

    はじめまして。静岡に住んでいる者です。
    今朝の朝日新聞でお写真とメッセージを拝見し、こちらのブログに来ました。
    ヤマト運輸が岩手・宮城・福島の3県での宅急便の取り扱いを
    本日正午から再開します。各営業所止めですが。
    しかし南相馬市の営業所では取り扱っていません。閉店中となっています。
    物資を送れないのが悔しいです。
    もしもの時は自衛隊などにヘリの要請をしますのでご安心ください。

  11. まゆ のコメント:

     本日の朝日新聞朝刊の記事を拝見しました。
     私の実家は原町にあり母が一人で暮らしていました。病気の治療の必要性や身の回りのことが出来ないことなどから16日原町から仙台に一時的に移動しました。近所の方は何人か残っていますが、通院や買い物を近所の方にお願いすることも出来ないと考え、やむを得ず母を移しました。
     あくまでも屋内退避ですから、原町では普段の生活が可能と思っていました。ところが、広報車は「最後の避難バスになるので避難希望の方は申し込んでください」と呼びかけて回っています。つまり、最後の避難バスに乗らなかった人は、あとは各自の努力で原町から避難してくれと言っているかのようです。
     私は原町で生まれ育った者ですので、故郷はそのままの姿で残って欲しいと願っています。母はいまの状況が落ち着いたならば再び原町に戻り、原発事故前のように生活させたいと考えています。
     今日にも原町に行きたいのですが、もう原町まで行くガソリンがありません。何とも情けないという気持ちですが、まだまだ原町を離れずに残っている方々がたくさんいることを思えば・・・
     なお、私の母は小高生まれですが、佐々木さんが一時お住まいになっていたと推測される家の前の農家が実家です。そして佐々木さんが一時生活されていたと推測される洋館は母の伯父が建てたものです。

  12. ちか のコメント:

    今朝の朝日新聞読み、このブログにつながりました。
    兵庫県在住のちかと言います。
    ブログも読ませていただきました。
    現場にいる方の生の声はとても有益だと感じます。
    ニュースを見ていても、どこまで現実を伝えられているのかいつも疑問に思っています。

    わたしたちはわたしたちにできることをやっていこうと思います。
    佐々木さん、お身体に気をつけてブログ書き続けてくださいね。

  13. ma のコメント:

    大阪です。
    朝日新聞の記事を読みました。
    ばっぱさんも愛ちゃんも載ってますよ。

    残念ながら、こちらでは少なからず
    お水や電池などの買占めがあるようです。
    私には今の大阪での買占めの必要性が全く理解できません。
    これでは本当に必要なところに届くのかと、
    怒りを通り越して恥ずかしく思います。

    といっても、私も寄付金しかできていないので、
    偉そうなことは言えないのですが・・・

    市役所の方たちが朝早くから駅に出張して義援金を募っていたり、
    何かできることをと動いている人たちもたくさんいます。

    ニュースで流れてくるのは、取材できる地域のこと。
    取材できていない、知られていない被災地の現状は
    伝わってきませんね。
    これは阪神大震災の時も同じだったけれど。

    何日か前のブログで『当初から絶対反対』だった
    と書いておられたのを見て、
    すごく考えさせられました。

    専門家を招いて、原発や放射能のことを勉強するのは
    今なのかな??という気がします。
    いまさら言っても仕方ないことですが、
    原発を建設するときから、もっとみんなが正しい知識を持っていれば、
    ひょっとして違った結論が出ていたのではないかと。

  14. 西谷 のコメント:

    こんにちは、はじめまして。今日、4歳の娘と一緒に新聞を拝見しました。娘と同じ年頃のお孫さんの写真を見て、少しでも早く、安全で安心できる生活が送れますよう、娘と2人心から願いました。何もお役にたてない小さな人間2人ですが…どうぞ、頑張って下さい。早く、お孫さんが安心して眠る事のできる生活がきますように。
    また、お邪魔します。
    ありきたりな言葉ですが、お体に気をつけて下さい。

  15. こやま のコメント:

    新聞でこちらを知りました。北海道の小山と申します。
    屋内退避されている地域は、外気との接触を避けるため、エアコンなどの使用を
    控えるべきとの話を聞きますが、寒くはないですか?
    水道が出るといっても、放射能で汚染される可能性があるのではないでしょうか?
    家の周りや水道水の放射線量を調べられるといいのですが・・・
    屋内退避といった対応は、原発事故が単独で起こった場合には可能でも、
    大規模災害が同時に起こっている場合には現実的ではないと考えていました。
    しかし、早く終息すればいいだけのこと・・・という理解でいいでしょうか?
    小さいお孫さんもいるようですので、どうか気をつけてください。
    私の夫も被災地で活動しています。
    みんな頑張っていますが、あまりにも深刻な被害が広域におよんでいるため
    なかなか思うように援助の手がいっていないようです。
    ごめんなさい。
    それでもできる限りの努力で応援を続けます。

  16. Akiko yonei のコメント:

    東京です。今日朝日新聞に載っていて、読ませていただきました。大変な状況にもかかわらず、冷静で正しい判断をなさっていると思います。わたしができる事は、このブログを広める事。ツイッターで拡散しています。頑張って下さい。

  17. 加奈子 のコメント:

     仙台の者です。私たち家族が住むマンションも、ボロボロ壁が崩れ鉄骨がむき出しになっている部分がありますが、電気が点き水が出、自分の家で過ごせることが天国のように感じます。
     朝日新聞で拝見し、ブログ読ませていただきました。
     我が家の両親(79歳)も、南相馬に残り自助努力で生活続けています。先程はご近所の方達に食べ物をお配りしてきたと母がtelくれました。
     いろいろなブログを拝見すると、若い方達体力のある方達は、インターネットでいろいろな情報を手に入れたり自転車でフードハンティングに出かけたりしているようですが、年配者には情報すらなかなか届かないのが現状です。「もっと困っている人を置いてはいけない。あるものを分け合って物資が届くまで頑張る。」と言っています。こちらもガソリンがなく、便も届けられず…物資が少しでも早く届くことを願っています。

  18. ミチル のコメント:

    先生たまたま実家にいたので新聞で拝見しましたよ!
    わたしの方にもリンクさせていただきました。
    どうかおからだだけはご自愛くださいね。

  19. コウジ(^v^)y のコメント:

    北海道で農業を営んでる者です。
    津波で家や田畑を被災した方々には 心から お見舞い申し上げます。
    天気を相手にする農業を天職としてる方にとって 津波の後に放射能汚染の恐れという
    風評被害まで 続発して 私も 同業者として 心を痛めてます。
    どうか 早く立ち直るように 祈ってます。  

  20. 佐々木 のコメント:

    はじめまして、私も南相馬市原町区の佐々木です。知人に勧められブログを拝見させていただきました。同じく自宅待機中で、記事を見て頑張ろうかなと思いました。

  21. 大翔@ヒロト のコメント:

    21日(月)の朝日新聞で『モノディアロゴス』を知りました。僕は大阪に住んでいます。3人で写っている写真を見て……なんか胸にグッときました。

    可愛い二歳のお孫さんのPEACE SIGNが癒されますね。
    佐々木さんが仰る通りメディアのお涙頂戴・上から目線の報道ばかりで僕もNHK以外は視聴していません。
    僕は何故か東北に縁があり大学時代の友人・元カノ等の影響で東北六県に頻繁に旅行に行っています。
    四季の美しさ・素朴だけど美味しい郷土料理等…
    東北人の朴訥として真の強い人柄が大好きです。

    特に松島の初日の出の美しさに感動し涙したことが思い出されます。

    宮澤賢治を生んだ東北だから……雨ニモマケズ…風ニモマケズ
    頑張れ東北!頑張って東北人!

    遠い関西から僕に出来ることは、とりあえず今は募金しかないので、日本赤十字に募金させて頂きました。

    現地が落ち着き・迷惑にならない時期になれば是非ボランティアで行きたいと思います。

  22. 松下 伸 のコメント:

     佐々木 様

      新聞(中日新聞)。
     見ました。
      応援します。

      監視したいモノがあります。
    また、あとで「自己責任」などと言わせないように・・
     
                       松下 伸

  23. chin のコメント:

    ミチルさんのブログで知って拝見させていただきました。
    私のブログでも先生のブログを紹介させていただきます。

  24. のコメント:

    東京新聞の記事を読み、ブログを拝見させて頂きました。

    とても胸を打たれました。

    微力ながら、ブログを広めさせていただきます。

  25. 福井 美智子 のコメント:

    埼玉県所沢在住の美智子です。今朝の東京新聞を見てブログ読ませていただきました。ご意見の書きっぷりが小気味よくてこうでなくてはと思いました。昨今やたらとご丁寧に八方どころかそこら中にいい顔をしようとして何が言いたいのかわからないような発言が多いので、毎日テレビに向かって怒鳴っていたところです。テレビに出てくる大学教授という肩書きの人たちの中にも??と思う人多いです。佐々木さんは大学教授の肩書きがある時から今のようにはっきりした意見をおっしゃてましたか?
    私も付和雷同大嫌いで、買い占だの汚染だの必要以上に大げさに放送をしているのは理解できません。東電はもとよりわけのわからない保安院(普段は何してたの?)政治家も学者も責任を感じて、肩書きの立派な人ほど自ら危険を引き受けろと思います。だんだん過激になりそうなのでこの辺で。ずっと読ませていただきます。

  26. 河村 隆之 のコメント:

    はじめまして 私はお考えに腹立たしさを感じました。
    わずか2歳のお孫さんの将来のことはお考えですか。
    少しでも安全な場所へせめてお孫さんを非難させてあげられないでしょうか。
    未来のあるお孫さんです。言われていることは理解できますが、お孫さんは
    巻き添えになっているとしか思えません。

  27. アバター画像 fuji-teivo のコメント:

    親子といえどそれぞれ自らの判断で行動する権利があります。私の息子夫婦の場合も例外ではありません。つまり私の説得でここにとどまっているわけではありません。さらに事態がすこしでも悪化した場合、息子の一家に関してはすでに退路を準備中です。ただしその場合でも家内のこともあって、私たち夫婦は正式な避難指示が出るまで動かないつもりです。それは何度も言ってきたように、やせ我慢でも意地を張っているのでも、ましてや英雄気取りでもありません。ご好意はありがたいですが、以上が私の考えです。悪しからず。
     

  28. アバター画像 fuji-teivo のコメント:

    追記 ついでに言いますと、放射能測定値が一時間おきに公表されておりますが、南相馬市のそれは、昨夜6時現在、さらに下がって1.97(マイクロなんとか)で、これはもしかするとあなたのところ(どこにお住いですか?)より低いかもしれませんね。ちなみにこれまで一番高かった飯館村では最大値20台から現在はその半分に下がってます。あなたはその事実をご存知でしたか? もしかしてこの数値も大本営がでっちあげた偽の数値とでも?

  29. s.o のコメント:

    いつも読んでいる、「藤原 新也」(写真家)さんのブログで、言葉は少ないけれども、真実が伝わってくるのを感じております。現在被災地を移動中です。先生のブログからも、真の言葉が伝わってきます。

  30. まっすん のコメント:

    今日の中日新聞の記事を読んでお邪魔させていただきました。
    お孫さん、奥様との写真も掲載されていました。楽しそうに過ごされているようで、ほっとする写真でした。

    岐阜県は「東海大地震」の恐怖がありますが、どこまで気をつけていたらいいのかよく解りません。
    しかし、「パニックに陥らないこと」「メディアの情報に惑わされないこと」が重要だと思いました。

    まだまだ、余震は続いているようですので、お気をつけてお過ごしください。

  31. まゆ のコメント:

     福島県対策本部が毎日発表している「環境放射能測定値(暫定地)」を追跡しています。
     3月22日午前8時の測定値は、つぎの通りです。(注目している測定地点のみ)
     福島市県北保健福祉事務所事務局東側駐車場  6.44 μGy/h≒μSv/h 距離61㎞
     郡山市郡山合同庁舎3階           1.79  58
    南相馬市南相馬合同庁舎           1.85 24
    いわき市いわき合同庁舎駐車場        2.24 43
    飯舘村飯舘村役場              10.00 40

    このような測定値と数値の傾向は、原発事故発生以来継続しています。つまり、南相馬市から福島市に避難した方は、南相馬市の自宅に留まったほうが放射線被爆が少ないということになります。
     この原因は、放射性物質の拡散が風向きや風の強さによって異なるからだと推測されます。   

  32. ケヴィンママ のコメント:

      昨日の朝日新聞で、モノディアロゴスを知り、佐々木さんや皆さんの意見を読ませていただきました。
     無用な非難生活・・・私も全く同じように感じていました。遠くに住んでいる者に当事者の不安を云々する資格はありませんが、冷静に客観的に現状を判断させていただくならば、屋内退避地区の方々が、飼っている犬や猫を置き去りにしてまで(昨日の新聞に南相馬から家族9人で八戸へ非難した家族の記事がありました。)遠方に避難する必要があったのでしょうか?我が家にも犬・猫がいるので、余計に感じてしまうのかもしれませんが、置き去りにされた彼らのことを考えると、胸が締め付けられる思いです。
     佐々木さん、遠くから応援してます!

  33. yukiokaみつこ のコメント:

    中日新聞のお写真拝見いたしました。お母様の安心しきったお顔は安心しました。奥様はいかがされてますか。きっと、ご主人の傍はさぞかし良ろしかろうと思いますが、お世話は無理なさらないでください。奥様も敏感にかんじとられるでしょうから。文面にありました、奈落の底から見上げれば真実が見えてくる。それは、正しく、真実であります。わたしは、佐々木様のお人柄に単純に感動しました。そしてはじめてBUROGUに挑戦しました。佐々木様。生意気な言葉ですがお許しください。真実は、わかっておられますね。ですから、お願いです。引き時はお考え下さい。愚かな政策は、自然の猛威にかかってしまいました。これから、お話がもっとお聞きしたいからです。

  34. 信濃の国に住む親父 のコメント:

    中日新聞(22日)を読んでここに来ました。勝手に書きます。
    ECCSが潰れた時点で東電は終わっていました(それでも未だ株を買う人もいる)。それにも拘らずモタモタと延命を模索した東電と政府・官僚たちの悪あがき。平和ボケとはまったくもってこの事と思います。人類は未だ核分裂をコントロールする技術を確立できていないことをはっきり言えよ!ヘボ学者ども。
    挙って「原発賛成・クリーンエネルギー・エコ」を喧伝してきたマスゴミのためのエンターテインメント合戦となってしまっている。多くの人々が放射能の基礎も知らないで右往左往。昔から言われている「知らしむベからず、寄らしむべし」の結果がこのような現実と思います。廃炉にするのに10年かかるとのこと。現場周辺の人々の今後はどのようなものになるのか?無知の拡散が新たな差別を生まないことを祈ります。これを書いている今、南相馬市のビデオが流れています。新聞記事の影響?

  35. themis のコメント:

    東京新聞の記事、検索して拝見しました。

    昨日私も自分のブログで記事にしたのですが、
    「最悪の事態を想定したにしても、
    地震と津波で周辺地域がこれだけダメージを受けているこの時期に、
    十分な受け入れ態勢も整っていない状況で
    歩行困難な高齢者や重度障がい者を移送する必要があったのか。」
    という、医療の専門家の方のご指摘を引用させていただきました。

    それから、福島にお住まいである以上はよくご存知だと思いますが、
    イランやブラジルの一部地域では
    世界の平均被ばく量の4倍程度でも先祖代々その土地で
    普通に生活しているということです。
    (つまり、生活して子孫を残していく上で、まったく影響が無いという証明でもありますよね。)

    放射能の測定値が信頼できる数値であるのなら、
    先生がご指摘の通り
    >市がやるべきことは「国や県に医師やスタッフ、薬品や食料を早急に補給するよう強く求めること」
    ですよね。
    国も自治体も、混乱を招く事態は予想できたでしょうに、
    もう少し慎重に判断して欲しかったです。

    今夜のニュースでは随分物流は改善されつつあるようです。
    一方でほうれん草や原乳が出荷を出来ない状態であるとのこと…。
    長年農業や酪農に携わってきた方たちの無念さを思うと胸が痛み、悔しくてなりません。

  36. hana のコメント:

    はじめまして、私は土木・災害や地域づくりについて学ぶ大学生です。
    このHPとブログについては朝日新聞から興味を持ち、ここを訪れました。
    私自身、そのとき仙台におり被災したことや、青森県出身なので、今回の大地震・原発問題について強い関心があります。
    今回の件で、自分自身・確かであると思っていた様々なものが思っていたよりも脆かったのだということを実感し、愕然としました。
    佐々木さんやみなさん、国内外のさまざまな状況・意見を読み・受け、自分自身の意見をもち、今後行動としていきたいと思います。
    お孫さんの笑顔が、とてもとても眩しくて、幸せな気持ちがあふれてきました。
    微力ではありますが、私自身にできることを確実になしていきたいと思います。

    福島にお住まいとのことで、余震などの不安が続いておりますので、お気をつけてお過ごしください。
    一刻も早く、落ち着いて過ごせる日が来ますよう、願っております。

  37. あおい のコメント:

    佐々木 考 様。
     WHO(who)をわすれた国。
     歴史がカタル

              記述  『あおい』
     

  38. azur のコメント:

    はじめまして・・・。
    南相馬市よりもやや放射線量の高い福島市で普通に暮らしています。
    なんと、今日は、焼き芋~♪ 石焼芋~♪の車が我が家のそばを通っていきました。
    ガソリンがきはじめたな!と思いました。

  39. よっぴー のコメント:

    東京新聞を拝見した者です。
    東京在住者として申し訳ない思いです。
    私は知りませんでした。
    原発があんなに恐ろしい物だと。いや知ろうとも思いませんでした。
    結果として私達が使っている電力の為に、みなさんが迷惑してしまって。

  40. Green のコメント:

    はじめまして、千葉県の松戸市に住む者です。
    3月22日付の東京新聞朝刊の記事「わたしはこの町に残る」を拝見し、
    すぐにブログを読ませていただきました。なるほどもっともと共感を覚え、
    拙ブログで紹介させていただきました。
    先生の記事を過去にさかのぼって、ずっと読ませていただきます。
    わたしのブログ・フレンドのある方は、「先生はほんもののサムライでは」と
    いわれていました。またある方は、「こういう人にわたしはなりたいです」と
    賢治さんのことばを書いておられました。みんなで応援して、次の記事の
    アップをお待ちしています。

  41. yukiokaみつこ のコメント:

    ありがとうございます。佐々木様のお話には、私たちが忘れてきつつあった(しむけられてきた)冷静さ、真実の追求、信念さがありました。今からですが、よろしくお願いいたします。愛ちゃんの未来のためにもがんばります。とにもかくにも、お身体大切になさってください。

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