新しいパソコン

実は、今日から新しいパソコンで発信しています。これまで使っていた中古のパソコンは、震災後から約2年、まさに私の手となり足となって良くやってくれましたが、寄る年波には勝てず、ここ一週間ばかり気息奄々の状態でした。人間と同じく物にも年貢の納め時があるんでしょう。それで四日ほど前、Xに来てもらい機種選定をお願いしました。私からの注文は、耐久性、そしてWin7搭載のものの二点でした。パソコンには無知もいいところですが、OSのXPは(わたしの知っている数少ない専門用語です)この四月に保障期間が切れ、その後のものではなぜかWin7がいい、ということだけは知ってました。
 私としては使い慣れた富士通のLifebookの新しいものを、と漠然と思ってました。ところがXの話ではWin7搭載となるとメモリー容量の大きいものでなければならないらしく、結局デジノスという専門メーカーのものがいいのでは、ということになりさっそく注文してもらいました。それが昨日の午後届いたので、勤め帰りのXにセッティングしてもらいました。
 でもまだ操作法は五里夢中といったところです。玄人向けの機種だからでしょうか、操作法を書いたマニュアルもついてません(もしかするとネットのどこかにまとめて表示されているのかも)。当分のあいだ、ときおり変な文章が混じるかも知れませんが、それは私が変な性格をしてるからではなく(それもあるかも)、パソコン操作が不慣れなためなのだ、とご理解願います。以上、最初のご挨拶でした。

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佐々木 孝 について

佐々木 孝(ささき たかし、1939年8月31日 – 2018年12月20日)は、日本のスペイン思想研究者。北海道帯広市生まれ。2歳から引き揚げまでの5年間を旧満州で暮らす。1961年上智大学外国語学部イスパニア語学科在学中にイエズス会に入会。5年半の修道生活の後、1967年同会を退会、還俗する。同年上智大学文学部哲学科卒業。1971年清泉女子大学講師、助教授を経て、1982年教授となる。1984年常葉学園大学(現・常葉大学)でスペイン語学科の草創に参加。1989年東京純心女子短期大学・東京純心女子大学(現・東京純心大学)教授。その間、講師として専門のスペイン思想、スペイン語を東京外国語大学、駒澤大学、法政大学、早稲田大学などの大学でも教える。2002年、定年を前に退職、病身の妻を伴い福島県原町市(現・南相馬市)に転居。以後16年にわたり、富士貞房(ふじ・ていぼう、fuji-teivo、――スペイン語のfugitivo「逃亡者」にちなむ)の筆名で、専門のスペイン思想研究を通じて確立した人文主義者としての視点から思索をつづったブログ「モノディアロゴス(Monodialogos: ウナムーノの造語で「独対話」の意)」を死の4日前まで書き続けた。担当科目はスペイン思想、人間学、比較文化論、スペイン語など。作家の島尾敏雄は従叔父にあたる。 2018年12月20日、宮城県立がんセンターで死去(享年79)。
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新しいパソコン への1件のコメント

  1. 阿部修義 のコメント:

     現代文明の象徴的な存在として歩き始めたパソコンを通じて、先生ご自身の人生観、社会問題への問いかけなどをモノディアロゴスから発信されている試みに将来への希望を私は感じています。大半の読者は、モノディアロゴスを通じて自分の人生や社会問題と向き合える時間を持ったはずです。実際には、直ぐには、何にも変わらないと思いますが、それが時間の経過と読者の熟考を積み重ねることによって、何らかの個人としての変化になり、それが社会の方向性を変えていくことに繋がるように思います。今のような難しい時代には、生き方の羅針盤を示してくれる人が必要ですし、先生が発信されているモノディアロゴスは、正にそういう存在だと私は思います。しかし、羅針盤を信じ、実際にその方向に足を踏み出せるかは読者一人ひとりの意志にかかっているのでしょう。

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